夕日疲れた身体を癒す生まれ変わった心を諭す呼吸する木々鳴き合うスズメ旅先で教わった曲が響き日常を愛でる 失ったものを数えることなく一つひとつに感謝を思うその尊さをずっと抱いていたくてただ共に深く染まる 窓辺で私は風と呼吸 […]
詩
Believer In West Coast
西海岸で日が暮れていく東京へ向かう光を横目に走り抜けていく 遠く向こうで雲が待つ紫色の空が撫でる 無限の緑構うことなく思い違う 有限の命刻んだつもりの黄昏時 再会が曖昧にするひとしずくの鼓動 海の魅力にあぐらをかいた森の […]
We Pretend
Instead of instead of instead of instead of instead of instead of instead of telling you I love you, I just sm […]
詩について、あるいは
書こうという意識もなく書きはじめる。無自覚なまま思い浮かぶ言葉を無くしたくなくて書き留める。自然な始まりであって欲しいと願いながらただその時を待つ。 あ、陽が出てきたねと呟くみたいに。無気力に雲を意識し始めるように。一切 […]
Dear Miss Summer,
この空を描いたのはあなたでしょう 見様見真似でペンと絵の具手に取り探せど同じにはなれず故に延々と惹かれているのでしょう 今日私は黒い服を着てあなたのすべてを受け入れます 明日私は青い服を着て或いはオレンジ色を纏いあなたに […]
The Snapshot
撮り続けたとて私は何者かになることもなくただ今日も景色を眺め収めては私は私にのみなっていく その不安と美しさを味わいながら木陰で待ち夜道で空を見上げ朝目覚めては確かめることもせず人を愛している優しくありたいものだと願って […]
五月十二日 May 12th
次の車はオープンカーです Let’s go to shopping together こんな綺麗なガラス玉を作ったよ売りに行くよ手伝いなさい Oh my gosh そんな会社やめちまえやめちまえ! Come […]
有限 – a contradictory poem
一つの言葉に一つでいい なるべく多くをなどと思わずにただ一つのことを 一つの言葉に一つでいい なるべく色々をなどと考えずにただ 一つの私を一つの今を一つの言葉にて 伝えられたらいいのだけど名前を呼ぶみたいにできたらいいの […]
無限 – we’re infinite
限り無い青を見た 限りの無いことなど確かめられるはずもないのだから真実とは異なるだろうに けれども確かな面持ちで私はその青を見た それは永遠ではなくとても儚く日を重ねれば遠く小さく 傷もついていくだろう古びていくだろうひ […]
Over The Green Light
君の中の宇宙響く音色 どうしようもなく繊細な光の粒跳ねた寝癖みたいな自然 形作った大人たちいつの間にか塀の中の夢あくびをする勇者であれたら願いながら立つ 緑の光が向かう先君は言ったわからない僕はただそれを見つめることしか […]
Behind The Show
美味しいものを食べましょう 温かい珈琲か紅茶でも飲みましょう 綺麗な花を見かけたなら立ち止まって眺めましょう ゆっくりのんびり歩きましょう 時折ひとり音楽を聴きましょう 映画を観ましょう そぞろ歩きで旅しましょう 心に身 […]
Birthday Song
音が芽吹く 幾度となく重なる奇跡のような奏全力の少年少女が夜を越えて 新しい歌喜ぶように歌い浸る 祭りのあと憂うように歌い笑う やがて美しい音が生まれるとき愛にできることを知りランデヴーとハーモニー瞳に浮かべて僕と夜明け […]
エンドロールを思えば
刹那を生きている気がしてならない。それでいて、永遠をめがけて繋いで、積み上げようと試み続けている気がしてならない。 優しくありたいと思うけれど、ただ自分がそう願い生きてるだけでは、出会う一人ひとりにそうあるだけでいいのか […]
Beautiful World
温かくした部屋で微睡むいつもより早く起きて少し長い朝を泳ぐ 東の窓を開け今日の空気を肌に塗る眩しい 声はなく言葉もない少し色素の薄い瞳 シャワーを浴びる化粧水の水面ドライヤーで髪を乾かす気持ちがいいな少しだけ風をまとった […]
Memories Embrace
もう随分と長い間遠くへ近くへ共に旅を重ねた時間の束だ 守ってくれた時もあれば背中を押してくれた時もあり叱ってくれた時もあればただ隣にいてくれた時もある 肌身離さず私を決して見捨てること無く今日も変わらず側にある 時折光り […]
Seasons Told Us
Heading to the brand new seasonPromising every timeDiscovering new ourselvesNever looking backthe way we came […]
Hush At Live
ロックスター言葉のわからぬ私を見つめる音楽をする ロックスター言葉のわからぬあなたを見つめる音楽をする ロックスター言葉など無く飛び跳ね弾く音楽をする ロックスター言葉など無く仁王立ち音楽をする ロックスター細い弦をつま […]
Somebody To
光が反射し届いたのだ やがて皺になるのだろう知りながら大いに笑うよ誇りを刻む 音が響いて伝わったのだ やがて思い出になるのだろうそんなこと考えもせず笑うよ感動を刻む 声が聴こえて受け取ったのだ やがて自然へ帰すのだろうわ […]
わからないを増やしたくて
私にも詩の好き嫌いがあるように、あなたにも、そうだろうと思う。 詩に限らず、好む文体、好む口語があり、使って欲しくない言葉や、聞きたくない言葉というものが、恐らく誰しもにあるだろう。 それらを配慮し、誰にも咎められること […]
生活、ピアノ、雑感、背中
つくったり、書いたり、考えたり、働いたりしていると、あっという間に今日が終わる。その繰り返しで毎日が終わる。 端的にまとめてしまえば私の人生はきっと恐らくそういうことだが、そんな繰り返しの狭間でたった一回限りの夜があり、 […]
You’re The Piano Man
他のすべてを忘れ過ごした数刻 言葉すら失ったただ仰ぎ見たしばらくしてようやく使い慣れた身体に戻った私 恐らく夢と現を曖昧にされたのです やがて静かに幕を下ろすのです 知っていながら知っているから無我夢中その余韻にのぼせて […]
ある海岸での走り書き
みんなして帰っていく 西へ向いた浜辺から雲が風が空が夕日へ向けて帰っていく その様をただ私は見ている 後ろ髪を風に吹かれながら背中を風に抱かれながら ゆきたい心と共に眺めている 本日も読んで下さりありがとうございます。続 […]
Ducky Beauty
ピアノを弾いて詩を書いて。散歩して空を見上げて鳥が飛んで。旅して海辺でずっと見つめて。グラスに時間を注いで乾杯でもして。笑ってまたねと行って別れて。小さくなっていく背中を眺めて。やがて振り向き歩きだして。私にとっての幸せ […]
From My Playlist
フィービーが鳴らすギターに酔いかけたとき、無性にコーヒーが飲みたくなってドアへ向かう。 風下に居たことを思い出し、慌ててフードを被り冷たさを凌ぐ。七月のクリスマスを歌う声が小さな布の中を満たす。鐘の音とピアノの音が混じり […]
Same Thing
Coffee at night for me might meanscherry blossoms in winter for you Tea at noon for you might meansroses bloom […]
Ordinary Poem
A singer told me loveIt’s just like lalala you sing I sing You told me foreverIt’s just like the m […]
Silver Ring Poetry
探しになど出掛けないで たぶんすべてここにある 目を背けたいがために 行くのでしょうか何処までも 自らを示すように 浅瀬を渡る 誰かの描いた海岸線 新しい素振りでゆるり 行くのでしょうか線上の先 瞳の奥に星 上着を脱いだ […]
Merry Christmas Ms.
私が誰かなど書き忘れたまま愛を伝える手紙の豊かさ 答えなど尋ねる間もなく分けられた気持ちの味わい 世界は今宵も大いに煌めき冷たい空に光を乗せます照らされる夢と合わせて不安たち両手を繋いで街行く人々 掠れた声で歌います疲れ […]
inside you journal -2
温もりさえあればと知るのはなぜか大人の少し先。子供の頃に夢中で求めたはずのものたちの行方。途方に暮れて見渡す天上の世界。答えなどない場所の自由。不安が優しく頬杖をつく。見つめ合う居間のこと。 触れたのは肌ではなくてあなた […]
inside you journal -1
空のグラデーションがどこから来るのか。科学の話なんかじゃなくてただ聴きたいのはあなたの冗談。 注いだ炭酸。シュワシュワと消えていった気泡。なぜ綺麗だと思うのか。心の機微がいつだって気紛れなのはなぜだろう。ただぼんやりと思 […]
フレッシュチューンモーニング
カフェで流れる音楽また新しい美しい声と感性の人に出会う すべからく他では聴いたことはなく友人が勧めてきた記憶もない それもいいそれがいい 新鮮な純度百パーセントのはじめましてとアイラブユー ただ聴いていく知らなかった曲の […]
LOVE IN IT
愛を確かめるいつもの会話の中にある普段の笑い声にある一口で頬張ったそれにある 愛を確かめる下らない話の中にあるいつもの着心地のよさにある一口飲んだそれにある 愛を確かめる包まった布団の中にある育った自分自身にある一口だけ […]
New Antique
一日はすぐ終わる日が昇る日が沈むその間に生きる人吹き去る夢 風はすぐさま消える日が差す日が陰るその合間に浸る味佇む情 儚さへの好意愛しているよと言って瞬き欠伸する間に飛び立つ恋 コンクリートを足で打つ何度でも作り直せばい […]
Heading to Noel
夜、移ろい赴く湾岸の向こう。小さな海にかかった橋を渡り、夜景を眺める。冷たい風が多くを退け、透き通った空気が純度の高い光を私の下へと運ぶ。何を呟くこともなくただ、それを受け取る。 ならば今、自由。ならば今、幸福。誰かが言 […]
WINTER YOU
急に寒くなり、お気に入りの長袖に腕を通す。久しぶりって挨拶をするみたいに少し伸ばして心地を確かめる。鏡で姿を眺め、ああこれこれと安心する。 あの子がオレンジ色の大きなマフラーを巻いていたことを、なぜだろう今、思い出す。十 […]
Adventurers
Glass of wineleads us to the placewhere we truly heads to tonight We say nothing about truthwhen it contains f […]
LIKE A BIRD
あなたは飛び私はそれを眺めている あなたは鳴き私はそれを眺めている 捕まえ止めることができたとして撫でることができたとしてあなたが喜んでいるのか私には一向にわからない思いやることしかできない 飛んでいくあなたを私はただ眺 […]
BUT FIRST COFFEE
But first, coffee.寝ぼけたままで思うこと。既に希望の時刻から程遠く、絶望の淵で目覚めた私が思うこと。本当に残念に、遠慮がちに、けれど確かに、すべてを引き受け、一旦無になり、まず思うこと。 But fir […]
I DON’T LIKE MONDAY
I don’t like MondayIf it’s not coming with a calm morningand not coming with a good coffee I don&# […]
God In 5am
朝焼けを見つけますここで世界は美しいのです どんなに私が憎んだところで不変です朝焼け空のグラデーションその美しさを認めてしまう私の心 世界はどうせ美しいのだと思える心が私を生かした朝のこと 誰も見てない独りで歩く眠気の雲 […]
difficulties I see
Breathing into the nightwith the phrases that I hate but I received It has been required to decide whether or […]
新しさに溺れぬように
きっと私たちは街を歩いているだけで今日も何十人もの新しい顔新しい髪や新しい服装を目にしている 今日も何十個もの新しいもの新しい音や新しい話を耳にしている 望むと望まざるとに関わらず 時折私はヘッドフォンをする時折私は帽子 […]
Live Like Singing For 35 Years With Friends
例えば三十五年も共に居るのだという話 とても難しく奇跡がいくつ積み上がったのだろうと思う時代になったのだと知る もうずっと何十年と何十回と共に仕事をしてきたのだと話す人この人もあの人もそうなのだという人柄とはこのことを言 […]
Recording Today As Well
電車が響かせる音車輪とレールが交わる吐息 車が鳴らす音色ゴムタイヤと車道が揺らした空気 隣を歩くあなたがハミング誰かが回した音源からのアレンジソング 私が枕元でかけた音楽部屋を満たした冷気を伝い涼しく撫でる首筋の肌 どう […]
Summer Say Goodbye
土砂降りの雨の中、音楽を聴いて、笑って、拍手して、また笑って、いえーいなんて叫んだりしました。隣を見ると、同じように笑っている人がいて、周りを見ると、雨合羽を着て、同じように手拍子をしてる人が大勢いました。 「夏がサヨナ […]
Summer Flies
Summer flies so fastI guess it was a dream that I saw at next to youI guess it was a raindrop that I just got […]
Dear Flower,
花よ咲く その時にはどうか輝いてください世界のすべて瞳に映る色とりどり その時にはどうか一切の曇り無く晴れてください心のすべてこれまでのすべて 花よ咲く その時までどうか流れゆく時間を注いで育ててください愛のすべて その […]
Hey summer
Hey summer Are you still there? Even if you don’t answer me I’ll play around and wait for you unti […]
After nights
夢から覚めて今日 起き上がる奇跡を忘れきった私 青く見える街並みの中 誰からも見つからず歩いていく 忘れられているのと同じほどに 忘れている 部屋に積み上げられた本のように 気にしているだけで触れることのない物事たち あ […]
夏詩20230810
こんなに暑い日だったかねと思い出す 月日がもうこんなにも経つのだと向かいに座った人が言う 何か変わったものはありますかそう尋ねてくれた新しい人 何か変わらなかったものはありますかそう尋ねてくれた古くからの人 そうだなあと […]
Flowing In
移ろい変わっていくだけさ。そんな世界の流れの中へ、自分てやつを混ぜ込みたくて仕方ないのさ。試されてんのさ、運試しの要素を多分に含んだ日々の中、何に賭けるか。誰に背中を任せるのか。何処で何を見つけて笑うのか。よおく見つめて […]
Lost In Translation
Lost In Translation ロストイントランスレーション 今宵観た色 たった一度交わした会話 見つめ合った 薄茶色に光った瞳 心地良い音楽に揺れた身一つ 風が駆け抜けていった肌 飲み干した缶ビール Lost […]
Drinking Lemonade
Drinking lemonadebesides tasting blue sky at noon 昼の青空を味見しながら飲むレモネード Dipping summer airinto my wasted midnight […]
Summer Sparkles
さぁ夏へ 夢は持ったか 希望は詰めたか 無いなら無いで誰よりも身軽さ 何処までもゆけ 海岸線の先の先 海中の奥深く 空の向こうの地平線上 かげろうの中 朧気にしてしまえばいいのさ 日焼けした肌にキス あの子とのハグ サン […]
Heading To
Heading to the venue for tonightHandling the life we are messing up 人生を今日も台無しにしながら向かいゆく今夜 No answer have been […]
夢の中に置いてきたのさ
やれるだけのことをやりそれでも難しいこともあり意気消沈して歩く日もあります 全てがよい方向へ向かう日もありそうでない日も確かにありいずれにしても行きたい方へすべてを尽くして向かっていきます 諦めるそんな言葉がちらつく日暮 […]
202307051900
気付けば最前線、声も枯れて、腕も疲れて、それでも歌う声たちと飛ぶ。 僕等の身体の殆どは水分だというけれど、心もきっとそうじゃないかと思える程に飛んでいく汗。滴る全て。 一瞬が身体を心を通り抜けていく、それは常に僕らの話で […]
Beauties At Nights
Listening to the beautiful songThat I found at midnightNext to my loneliness 孤独の隣過ごす夜更けに見つけた美しい歌を聴く Watching t […]
Be There そこに居て
Be thereWhen you feel difference from others.It makes your world calm a little bit. そこに居てあなたが人との違いを感じるのなら水面が少し […]
ノルタルジックシティ
ダウンタウンを歩く海沿いの街 日差しを遮り木漏れ日にする並木道 天井が果てしなく高い窓は美しく広い集う人々が自ずと小さく見えるお気に入りのレストラン 出会ったことのないはずの誰か親しく思えて不思議に互いに笑い合う異国の客 […]
Wind Tempo
独り歩き路地裏で見つけた香り 独り腰掛け空を見上げて食べる味わう 誰も知らない僕だけの時間 お裾分けもできない思い出すにもきっともう何処にもない晴れ間 ただ過ぎていく時間無くなっていった味その贅沢を照らした日差し 旅が思 […]
Hello May belated
青いぜ心 青いぜ大空 そのままずっと夏の方へ秋冬春へついてきておくれよ青空 どこまでも連れていけたらきっと楽しい心の持ち主あなただから誘ったんだよ そう言うと照れ笑いして見つめ返すみたいに晴れ渡る空 本日も落書きを読んで […]
研いでやがて会いましょう
私としては不服です そう思えることが確かにあっていいのです その裏に隠れた自分自身が研がれるのなら 身近に咲いた綺麗な花を守れるのならいいのです 別に誰を傷つけるわけでもなくただ自分が傷つき研がれ磨かれていくのならいいの […]
夕焼けの詩 Short ver.
窓が小分けにした夕焼け一口サイズの可愛い光掌に乗ったオレンジ 迷いも戸惑いも現れてなど来ない我が手温かさだけが滲む夕暮れ 街灯が灯り出した道をゆく立ち止まり遠くに深い青と赤訪れる深呼吸と空白の音 忘れていった先日の件思い […]
Between Blue
おはようって言ったらおはようって返ってくるその幸せを見つめながら青い青い空の方へ旅している 寒いねって言ったら寒いねって返ってくるその喜びを抱えながら近くを遠くを旅している もしも今日出会えないならきっと明日出会いましょ […]
幸せをいったりきたり
幸せへと向かっていきたいと言うけれど幸せに辿り着いたら次は幸せから遠ざかっていってしまうのが僕らです 綺麗な夕暮れ時もずっと眺めてはいれなくて夜になり朝になってしまいます 暖かい部屋で幸せに寝落ちしても目覚めたときには朝 […]
優しい歌を聴いたから
みんなして動き続けている その沢山の中で今日もおはよう 世界の虚しさについてさっきまで書くつもりだったのに素敵な歌を聴いたもんだからやめにしたよ 代わりに昨日君が拾ってあげた知らない誰かの帽子の話か さっき僕が食べた一口 […]
迷い込んだ光る夜道で
キラキラ光る街中歩く僕には何も聞こえない スタスタ歩く道すがら知る君にはどうして伝わらないこと 冷たいほうが透き通るのは何も空の話だけではないよとイルミネーションが呟いたみたいに突き刺さる誰かの言葉 ケラケラ笑う人たちが […]
寝起きた僕にノスタルジア
日が昇る頃起き上がるより先にかける音楽聴きながら始める本日 少し魔が差して昔読んだはずの漫画を読み直した前夜 思い出すより速く感動できる心の軽さに落ち込む真面目だねって笑ってやくれないかな 風邪でもないのに身体が重くて火 […]
いつか旅先のあなたへ
もう何年ぶりだろうかそう思う土地へと向かう飛行機の中 昔を思い出して色んなことを当時は思いもしなかっただろう色んなことを思える自分と向かう今日 きっともっと違う人生もあったのだろうと優しく軽く思えるのは今ここへと僕を導い […]
ノンドットノスタルジア
寒くなってきたので、お気に入りのロンTを着た。嬉しいなって思って歩く曇り空。 真っ黒な服装の澄ました美人とすれ違う。格好いいけれどもしかし、格好いいのは服装なのかもしれぬと思う。 それにしたってなんだって、何処かで借りて […]
Traveling Poet#1
広すぎる世界茶色い山々に育った木々その隙間を縫うように連なる道 車窓が追い越すトラックと人牛に馬に町に時々キリン 恐る恐る立ち止まり眺め始めてしばらく経ったら仲良くなれる気がする景色たち 追い越していく景色たちもう二度と […]
ただの言葉なのだとしたら
好き嫌いではなく愛しているのと伝えたい 良し悪しではなく愛でているのと言っていたい 愛って言葉に色んなものを詰め込んで重たくしている全ての人よ 詰め込みすぎると誰も持てなくなってしまうよそのうち破けて使い物にならなくなっ […]
Small Love Song
横断歩道と信号機の会話を遮って通り過ぎた交差点 朝から待ってる昼間の予定夜に出会うだろうあなた 起きて着替えて今日を旅して一体いくつの世界を渡り歩いて辿り着く今この時にどれだけ愛を注げるだろう 自信なんてないからずっと美 […]
未知の自分とゆくのなら
歩いてったら辿り着いたら笑えんのかな至った自分 夜道を朝焼けの中を音楽聴いて無理やり上げた顔と心どこまで使い切ったら空っぽになるんだろうか若気のガソリン 定時で行き交う都営地下鉄眺め続けていたって届きやしない他人の胸中 […]
My Prelude
見失った自分何処へ行ったんだろうと探したところでずっときっとここに居て 目を瞑ったままうずくまって嫌いになった自分だけ遠ざけて孤独なフリして何処へも行かずにここに居る 面倒なことはさておいて重さなんてあるはずもない心で軽 […]
言葉と私の連なりの話
私の有無に関わらず歩いていける言葉たち 言葉の有無に関わらず笑い合える私たち 覚束無いまま言葉も私も揺蕩っているどちらが正しいわけでもどちらが先なわけでもなくただ互いに繋がり関わり合って生きている 時として言い難いこと伝 […]
くだらないが寄り道した日
くだらないことを書きたいくだらないことを言いたいくだらないことを考えたいそれを大真面目に考えている時点で少しおかしな気もしてくる くだらないと思えることを大真面目にやるならそれは果たしてどうしてくだらないと言えるだろうか […]
NO MUSIC NO WAY TO YOU
無言のまま乗った地下鉄イヤフォンつけたら流れ始めたグッドミュージックふいにニヤリ 今どこかってことすらも簡単に忘れちゃえるくらいの旋律たった一人でだってノれる真実実はみんなマスクで隠してたりするんだ車内 うたた寝しながら […]
光の先のエンディング
踊れよ僕ら光の中で歌えよきっといつもの声でみんな澄ました顔して歩きながら飛び跳ねたいのを我慢して生きてる気がしてならない都心と時代 正しさとか間違いだとかみんな結局言うだけ言ってる言葉の価値などあってないようなもんだよ確 […]
箱に手書きでノスタルジー
忘れていこうぜ嫌なこと全部 忘れてしまおう辛いこと全部 忘れたつもりでいたってきっと必ず何処かに宿ってしまうものだろうから 忘れたフリして忘れた気のまま無意識って自分で書いた箱の中に放り込んで持っていこうぜ 多分ねきっと […]
僕とあなたで出会うから
優しくなんてなくていい 何かにすがって生きていくのは辛すぎる 青空の中溶け込んだ緑のように私はあなたは生きているか 青空のような人と共に流れる川のせせらぎみたいな人と共に生きているのか 見てみぬふりした雨雲はいつか心に痛 […]
僕もあなたも音楽であり
昔聴いたポップソングなんだっけなぁ曲名 考えてたら流れ始めたニューソングいい曲だなってまた僕の記憶を更新してく 夏が来るからようやく聴きたくなる曲がありまた来年まで待ってておくれよと聴かなくなっていく曲がある 出会いと別 […]
初夏と誰かが口にして
初夏と誰かが口にして、あぁそうか、もう始まりそうなのだと思う。 きっとまた、初めての夏がやってくる。 これまでの夏なんて忘れてしまって、そうそうこれを待ってたんよねなんて思わず言ってしまうような数ヶ月が、やってくる。 そ […]
言葉が与えてくれるもの
優しい言葉のその先に、求めているのはどうやらおそらく優しい自分。 冷たい言葉のその中に、隠れているのはきっと多分ね悲しい自分。 言葉は伝えるための道具のふりしていつだって、自分自身の心を写す水面みたいだ。 瑞瑞しい言葉の […]
臆することのない僕ら
書を捨てよ町へ出よう。そういう題名の本を子供の頃に受け取って、パラパラとめくって読んで遊びに出かけたいつかの晴れの日。 誰にも会いたくない時ほど街に出よう。そういう歌詞を優しく歌ってくれる曲を見つけて、ただ一人で聴いて歩 […]
道すがらHarmony
朝、電車に乗り込み通勤する人々に紛れて、遠くへ向かう。 みんなして品川という駅で降りていくのを後ろから見送り、急にガランとなった車内で席につく。 電車はスピードを上げていき、さっきまで一つ一つ、ちゃんと止まっていた駅たち […]
偶然や奇跡の呼ぶ声がする場所で
待ってるだけでは手に入らないものがあり 続けていたって届かないことだってあり それでも何度でも届くまで手を伸ばすから万が一届くことがあるのだということも知っている 何もしないで手に入ったとしてそういうものはすぐに飽きて壊 […]
言葉で世界を優しくする
先日、僕の個展第三弾が幕を閉じました。僕の中では既に一人反省会が何度か開催されており、その度にあーだこーだと思うわけですが、一つだけここで言えることがあるとすれば、それは「詩人」というものについてかもしれません。 ここ最 […]
Deadline Fantasy
珈琲を淹れる 沸かしたお湯が冷めていくように誰が決めたわけでもないことが一体日々にいくつあるのだろう 殆どのデッドラインはこれ以上はここから先は行けないよって誰かに引かれた線はあなたが引いた線はほんとは今も消してしまえて […]
結論という名の原風景
何もする必要のない日々のことをふと思い出してみたものの、脳裏にすぐさま「そもそも、何かをする必要が本当にあった日々などあったんだろうか?」という問いが浮かんだ。 今までやってきたことも、やらねばならぬと思って必死になって […]
上を向いて寝転がろうよ
今日も、新しい人に出会った。昨日も、新しい人と出会った。明日も、出会えるかな新しい人。 出会うって、目を見て互いに言葉を交わすってことだ。 数多の人とすれ違う方がよっぽど多い一日の中、人に出会える喜びの数を数えてみたら、 […]
伝わることが大切だから
僕にとっての言葉のような、あなたにとっての笑顔のような、何かを表すための何か。 言葉にばかり頼っていては、描けない景色、伝えられない気持ちがある。 だからやっぱり、言葉は言葉でしかなく、あなたの笑顔に敵う言葉の所在を、僕 […]
疲れた顔してアイスクリームを買って食べる幸せみたいな
各駅停車の電車に乗って、通り過ぎてく街並みを眺めて進む夜の中。 街灯が照らす公園、座る人を待つベンチ、知らない誰かが窓に灯した暖かい光。 夜を彩るすべてが、緩やかに遠ざかってゆく。 座り寝込んでいる人々と、何やら画面を夢 […]
景色の白さに救われて
素晴らしい話を聴きたい妬みも僻みも生まれすらしないただ素晴らしく心が洗われるようなそんな話 美しい音楽を聴きたい考えることなど何も必要ない程にただ軽やかに心が落ち着いていくようなそんな音楽 街を眺めて少し考え事をしながら […]
書き留め抱える夢の詩
帰宅して倒れるように寝落ちしたのちふと目覚めた深い夜 走馬灯みたいに駆けていく昨日今日に出会った人たち会話たち 段々と消えていく言葉と景色黒く白くなっていったその先で見た夢 其処に居た人流れていた音漂っていた気配と景色 […]
Dawn Lights
光の先にそれがあるなら眩しさに目を瞑ったとて伸ばし続けることができるだろうかこの掌 朝焼けの中歌う星々光の僅かな寝起きをついて船を出した人の強さよ逞しさよ 薄い声はこの世界に響くことなく消えてゆき青い景色がただ僕の心を染 […]
少年少女に憧れている
詩やエッセイの個人的に良いな、と思う部分の一つは「言いたいことを言えること」だと思う。 あぁ以前、ミュージシャン、シンガーソングライターが無性に羨ましく思ったことを思い出す。 愛してるも大好きもごめんねも夢も希望もチェン […]
重さを纏ってゆく航海
風冷ややかに寝ぼけ眼の僕を起こす 朝眩しげに眠った街を光の中へと連れて行く ただ静かに空気を眺めて季節が何処かへ向かっていくのをぼんやり眺める 忙しさが邪魔をして長い間ついていくのがやっとの季節の背中を思い出す 疲れとい […]
冬の僕等のアンサンブル
まだ秋の色した街角を冬の顔した風と僕等が吹き抜けていく 去年の今頃は一体何をしてたんだっけか誰と何処に居たんだっけか そんな思考も少しの身震いと共に冷たくなった空気の中へとあっという間に落ちていく 風の音色に白い吐息溶け […]
重なり合った光の中で
冷たい風の中に暖かさを届ける光の便り いつもより少しゆっくりと呼吸し歩く道の上 いつからか聞こえなくなっていた自分の中で何かが生まれる音だとか 例えば隣を歩くあなたとか胸の中で思うあなたが語る声の色とか 大きな音に声に世 […]
大雑把な世界の果てでも
味気ない会話を続けて時間を潰すくらいならば、いっそ自分に酔いしれ没頭し、エゴだなんだと揶揄する声も届かぬ遥かな自分の内側で、永遠にも感じる孤独と共に過ごした方が幸せなんじゃないかと思える真夜中。 長いあくびをした後にゆっ […]
あなたが故の奇跡たち
諦めるな。何とかなるさ。きっと大丈夫。 そうやってあなたを誰かは励ます。だけど結局、当然、諦めないのはあなたで、何とかするのもあなたで、大丈夫だったとやがて振り返り笑うのも、その誰かでは無くあなただ。 そんなこと百も承知 […]
無邪気という名の無敵の心
今月はよく書いたなぁと思う沢山書いたということではなくてよいものを書けたなぁという話 思わず人に誰かに読んでもらいたくなるようなそんな文章をいくつか書けた今月の僕のなんと幸せなことだろう 思わず誰かに伝えたくなるようなね […]
得体の知れない望み達
僕達は全てに絶望するには程遠く楽観するにはまだ早い そう思うに足る明け方に吹いた風の物悲しさ木漏れ日たちのそぞろ歩き 何かを諦めた人が居たとしてそこに絶望が必ず居るとは限らない 何かを始めた人が居てその背中を希望が押した […]
思いと言葉の優しい差分
思ったことと言ったことその差分にどうやら優しさが時には愛しさが憂いが未熟さが恋しさが詰まっている そんなことを教えてくれた白く冷たい風のような手 どうやら言葉だけではわからない心の内があなたにはあり僕はきっとずっと言葉と […]
世界は今日もアンサンブル
眠ってしまった開け放った窓の側 もう何度目の目覚めだろうか灯したままの電球が僕の瞼をノックする 窓からそよぐ風街の些細な喧騒たち 街に生きる僕にとってはこの音たちが海辺の町の波音が如く森の中に暮らす人にとっての鳥達の声が […]
希望はいつも言葉の中に
さぁ書こう こんなに毎日書いていたって僕はあなたのすべてをきっと書き切れなんてしないから だからさぁ書こう どんなに言葉の海で自由自在に踊れても僕は自分をあなた以上に分かり切れやしないだろうから そんな悲観と絶望も筆に乗 […]
僕とあなたでようやく世界
どんなに大きく遠く叫んだところであなたがいなけりゃこの声も行き場なく吹く風と同じ どんなに綴り続けたところであなたがいなけりゃこの言葉達も名もなき山に降り積もる雪と同じ 書かずにはいられないから書き続けだからこそ生まれる […]
子供が立ち止まり大人になって思い出す
貰ったものは数多く今僕にできることなどたかが知れてて あぁ嫌になるほど愛してるこの掌で頭で瞳で抱きしめる世界 気を抜けばあっという間に大人になれるこの日々で珈琲片手に語り始める正論こそが僕をあなたを消していく なるにべく […]
僕と夜更けのブルース
何もしたくないと思い歩いていった道の先で、気付けば何かを考え、書き始めていて、「あぁ、呆れるほどに僕はいつも僕なのだな」と思い知る。 僕が僕から逃げ切るには、新しい自分になるくらいしか方法が思い付かない。 時間を僕を忘れ […]
幸せの味と姿の夢の詩景
一緒に歩きながら彼女はジンジャエールを僕はコーラを飲み歩き心地よい風が吹き抜けていきます これが幸せってやつですねって何処からともなく声がして 不意をつかれた僕は相槌すら打てずにただコーラに助けを求める 幸せに味があるな […]
愛とダイナミズムの詩
会いたい人に会えるという奇跡と会いたくても会えない人がいるという悲劇 そのどちらも抱えて生きてる僕等色に例えるのなら単色であるはずも無くたった一つの単語で表せるはずも無く全部を抱き締めなければやがて色んな自分が零れ落ちて […]
酔いしれる美しさについて
一緒に座り話していた人の語った言葉と瞳を思い出す 僕が好きだと言った本を読み僕のようだと言ったあなたを思い出す 流れていったあの一瞬は今はどこにあるのだろうか 僕の中にあるのかと思いきやもうすぐここを離れていくよとこうし […]
今日と平和と抱き合いたい詩
気を抜けば僕ら簡単に落ちていける場所に立つ 持ちうる限りの勇気と配慮と細心の注意を払って進む今日という名の断崖絶壁 まるでそれが当たり前かのような人を目にしてそれでもいやいやそんなわけあるかいなって思える心でちゃんと居れ […]
それでも夜が明けるなら
それでも夜が明けるなら行こう真っ暗闇の中恐怖の真ん中真っ直ぐ真っ直ぐ それでもいつか終わるなら行こうスポットライト輝く壇上群衆のど真ん中我が物顔で胸を張る いつからそこに居たんだっけいつまでそこに居たんだっけいつから居な […]
一人ひとりが書き手であり
何をそんなに必死になって画面に向かって読んでいるのさ電車の中でパソコンに向かう人 小さな画面に夢中で見入って乗り込んでくる人々などに見向きもせずに一体どんな物語の中にあなたはいるのさ扉の近くで立ち尽くす人 僕なんかより遥 […]
めくるページの歓びは
本を読む 思考する その営みの先 誰かへ語りまた本を開く 時折期せずして言葉の主と巡り合う そういう人生だったのかと我に返りふと思う 出会える人よりも出会えない出会わない人がずっと多い人生で 読む本よりも読まない知らない […]
窓ガラスの世界を小さな言葉たちで彩って
ここ最近ずっと、「どうやら窓という自由があるぞ」と気付いてしまいまして、もうそのことで頭が軽く一杯であります。 外を歩けばあの窓もこの窓もその窓も、すべてが白紙のノートのように思えて、もはや全部何か言葉を書かせておくれと […]
2021年、夏、東京
テレビに映った大勢の人。人から人へと日々流れ往く話。きっとこの先も、何処へ飛んでも私に付いてくる国の名のハッシュタグ。 一体私は何を勝手に知らぬ間に背負ったのだろうかと重くなった心に思う。何を勝手に言葉を話を吸い込んで、 […]
あなたという音楽の詩
再生回数が百にも満たない、美しい曲を見つけ繰り返し聴く。 この美しさを伝えたところで、受け取ってくれやしない世界になんていっその事サヨナラ告げて、どこまでも青く煌めく夜明け前へと向かっていってしまえたらいいのに。午前1時 […]