Nova 新星

聖人君主でもなくて精密機械になりたくもないのでただぼんやりとあなたを見つめていることもある私です。 時々勘違いされるのですが完璧になろうとしています。完全へと向かいたいのです。近付きたくてたまらないのです。なぜならば気に […]

旅光

もうしばらくここに居る それもいいよとそんな気がする海の気配 煌めいて波打ち際に手を引かれ時が過ぎる 綺麗な小石を見つけて笑う風がさらう声のいくつかレンズに収める青と日差し 大勢から逃れやがて緑の木々と喜び澄んだ空の抜け […]

出立日

新しい詩集を作ろうと思っています。まだタイトルも、どうやって出版するかも決めてないですが、作ることは決めたので、読んで下さる方に伝わればいいなと思い、これを書いてます。 それに向けて、今まで毎日書いたものを公開してきた自 […]

風便

昔教えてもらって買った生姜。作ったジンジャー。美味しい記憶。 いつか欲しくて買ったレコード。かけるソングス。嬉しい時間。 少し緩いお気に入りの靴。履いて出かけるディナーウィズユー。楽しみな予定。 着崩した上着。擦れた色味 […]

一々

君らが一曲作り世に流行らせる一時僕らは一つ居場所をつくる 君らが一夜を使い暗闇で笑う一時僕らは一つ物語を育む 君らが一日を拵え日常から逃げる一時僕らは一つ結束を生む 君らが一月旅をして余暇に浸る一時僕らは一つ新たな世界を […]

何十年

沢山の人に会いまして思うのです 何十年後も私は変わらず新しい人に会うのでしょうか 何十年後も街は変わらず新しい場所を育むのでしょうか そして何十年後は一体私は何をしているのでしょうか この人は僕よりずっともうこうして生き […]

新夏

朝起き上がり シャワーを浴びて火照った身体 涼む間に本を手に取り 知らぬ誰かの旅行記を読む 涼し気な服を着て出かける 道すがらでカフェラテを買う 電車を待つ間に身体を伝う水の感覚 冷房の効いた車両に乗り込み座り 半ズボン […]

YO

軽いよ どんなに重く感じところで 大したことない 誤差にも満たない 星の上の私 変わらないよ あの手この手を尽くしたところで 約束なんてされてない 特別なんてこともない 昨日と変わらず私は私 好きにしなよ できるできない […]

青よ!

青よ何処へゆくの彼方へゆくの私もゆくよ 何も知らない入道雲とすべてを知った夕立ちをまといゆくよ 青よ何を叫ぶの何処へ叫ぶの私も叫ぶよ あるがままにと誘う波とこちらを見つめる潮の香りへと叫ぶよ 愛だ恋だ自由だ夢だ今日も僕ら […]

談笑

珈琲を飲み相槌を打ち談笑する アイスクリームを食べ頬杖をつき談笑する 髪を伸ばすのがどうだとか歳がもう随分と経ったとか互いを眺めて談笑する 誰が感動するわけでも誰かの役に特段立つわけでも社会が良くなるわけでもないけれど談 […]

空想の時

小さい心身に染み込ませ生きていく 違わぬように見誤らないように正しく遠く有象無象と等しく思い生きていく 例えばそうだねあまり知らない大きな空の近くにて何時間もの豊かな会話をしたとしてそのことを誰に言うでもなくただそのまま […]

独奏

イ長調のピアノを弾きながら口ずさむ歌 誰に聴いてほしいわけでもなくただ私のために私が奏でる 原動力など特に無いよモチベーションも皆無です ただ私のために届いてほしくて響いてほしくて弾いています作っています 私のような誰か […]

誰が為

みんな違うわけだから私に言えることなど何もないあなたにだってそうでしょう 人を思えば思うほど言葉を失うように思えます なるべく本当のことを見つめていたいと思います それはとても難しいことだと続ければ続けた程に絶望します […]

雨と奏

雨音と部屋に流した音楽が混ざる夜私のためだけの曲になる 暗闇の中綴りたい言葉があり抱き締めたい思い出がある 静かに遠く旅した記憶が守る夜 少しだけ窓を開けて空と繫がるどうやら私は生きていて気配を用いて雨粒と呼応する 緩や […]

再びへ

また行きたいなと思っていいなら思います また会いたいなと思っていいなら思います どんな絶景も素晴しい思い出ももうこれ以上はいらないよと思える程に満ちた夜ももう一回もう一度思っていいなら思います 見納めだなんてもう二度とだ […]

青い詩

声よ確かにあなたへ届け 声よ確かに僕から伝え 確かなことだけ言ってるようなら僕は要らないあなたに合わせる顔もない 誰しもが辿れる論理なら別に僕の出番はないあなたを連れてく喜びなんてない どうせ歩んでいくのなら叫ぶように願 […]

新しい詩

コンビニでマウントレーニア空を遮るスカイライナー通り過ぎて映る青空なんて綺麗なんだろうと書き残しながら飲み干すカフェラテ 駅でキョロキョロ大きなスーツケースがコロコロ温かい日差しが差し込むそうだ今年はあそこへ海の向こうへ […]

納品日

銀座シックスのここは何階か、エスカレーターを乗り継いできた、いつもより少し高めのスタバでカフェラテと抹茶のケーキを食べながらこれを書いている。午後七時。 ついさっき、蔦屋書店という名の本屋に、自分たちで作った本を納品して […]

夜と僕

僕の心に声があるならきっと普段の声とは違うことを語り出すんじゃないか それが人というものなのだと素直に思えた夜はきっと僕も大人になっていたんだろう 飲み干した苦い缶コーヒーが溶けて更けゆく夜と僕 誰かに名前を呼ばれる嬉し […]

ラムネ

永遠に続いたらいいなって思うことがいくつかあって それでも歳は重なり僕らは育ちやがて何処かへゆくのだろうなとベビーカーに乗った混じり気のない声が世界に伝う 季節は巡り何万回目の青空を見上げ汗ばみ恋をして色とりどりの心地を […]

声よ今

僕らの声よ遥か遠くいつかの君まで届いてやくれないかいつかの僕よ振り向いてはくれないか 後悔には声は届かずただ未来へ希望へ声は霞んで飛んでゆく 今の僕らが言えることは未来の僕らが聞くためのこと いつかの僕が言ったことは今の […]

幻の同じ珈琲

毎日のように飲む珈琲ではあるけれど、毎回同じ時間に、同じ場所で、同じ気分で飲んでいるわけではなくて、その時々で考えることも思いつくことも、そもそもその余裕の有無も異なるわけで、故に「同じ珈琲」なんてものは殆ど無いんじゃな […]

疲れた顔してアイスクリームを買って食べる幸せみたいな

各駅停車の電車に乗って、通り過ぎてく街並みを眺めて進む夜の中。 街灯が照らす公園、座る人を待つベンチ、知らない誰かが窓に灯した暖かい光。 夜を彩るすべてが、緩やかに遠ざかってゆく。 座り寝込んでいる人々と、何やら画面を夢 […]

Dawn Lights

光の先にそれがあるなら眩しさに目を瞑ったとて伸ばし続けることができるだろうかこの掌 朝焼けの中歌う星々光の僅かな寝起きをついて船を出した人の強さよ逞しさよ 薄い声はこの世界に響くことなく消えてゆき青い景色がただ僕の心を染 […]

志の話

あなたの志は何かと問われて答えられるだけのものをあなたが運良く持っていたとして果たしてそれを運良く快く言葉でその掌で伝えられる確率は伝わっていくその幸運は一体どのくらいなもんだろうか 志無く悩む人で溢れた世界で限られた発 […]

無題

青空の下珈琲を飲んでいる 過ぎゆく人も吹き抜ける風も今の僕にとっては同じようなもので きっとずっと変わらずそこにあったであろうベンチも木々も同じことを思っているんじゃないか思ってきたんじゃないかなんて思い少し微笑む きっ […]

旗印

大小に関わらず、というかそもそも大小なんてないのなもしれないが、何かを目指したり、成し遂げたり、つくったり、もしくは何かへ向かっていく時に、どんな形であれそれを先導するには旗印が必要だろうと思う。 一期一会の出会いや眼差 […]