終わっていく今日の確かさ訪れる明日の不確かさ ぷしゅーと鳴って閉じるドア昨日までの僕のおかげで挟まれることなく乗り込む今日の僕 明日もきっと今日のおかげで起きる歩く食べる笑うときに泣く 閉じては開くドアの音に驚くことなく […]
自由丁の落書き
2021年、夏、東京
テレビに映った大勢の人。人から人へと日々流れ往く話。きっとこの先も、何処へ飛んでも私に付いてくる国の名のハッシュタグ。 一体私は何を勝手に知らぬ間に背負ったのだろうかと重くなった心に思う。何を勝手に言葉を話を吸い込んで、 […]
過ぎていく月、伸びていく髪、言葉に埋れてしまいたい私
朝起きて、夜の間に自由気ままに飛び跳ね踊った髪と共に立ち上がる。 七月があっという間に過ぎ去ったということは、僕の髪もあっという間に一月分また伸びたのだということなのに、どのくらい伸びたのかもはやよくわからない。 色んな […]
よりよく綴り、永遠へ
正直、人に頼まれて文章を書く時や言葉を考える時は、書き始めるのに勇気がいる。 執筆という行為には、目に見える、触れられる、木材とか金属とかそういう類の材料は無いし、「これを使えば大丈夫」という機械もソフトウェアもない。 […]
尊い今日を比べたとして
「あれ、あの言葉っていつの記事だったっけな」そうやってネットサーフィンして、これでもない、これでもないなぁと思いながらも、面白いなと思って色んな記事を当たっていったら、やがて「うっわめっちゃ面白い記事読んでしまった」なん […]
国という概念にすがるのは
疲れたなぁと思って家に帰って、今日のオリンピックのダイジェストをテレビで眺める。 スケートボードでメダルを取った日本人がいて、へーそうなんだと思いつつ、昨日読んだ記事で知ったアメリカ代表選手のことが気になって調べてみる。 […]
社会の中でそれでも歌う
絵画にせよ詩にせよ小説にせよ、デジタルアートにせよダンスにせよ音楽にせよ、観る人にとって表現とは、心の内にある想いの代弁であり、表現者とは代弁者である。 少なくとも僕には、時としてそう感じられる、感じさせてくれる大好きな […]
平和なお蕎麦とテレビ中継
お昼ごはんを食べながら、お婆ちゃんとソフトボールの試合を観ていた。この部屋からテレビを眺めている分には、東京でやっているとか、福島なんだとか、もしくは地球の裏側だってさとか、なんだか等しく遠く、行けない場所に変わりはない […]
寝ぼけ眼の憧れへ炎天下から手を伸ばす
朝起きて、寝ぼけ眼で冷蔵庫へと向かう。コップに麦茶を注いで、窓の向こうの空を眺める。 その時点で僕の中には言葉と思われるものは一つも無い。有るのは麦茶の味と空の青だけで、その二つが辛うじてただなんとなくこの世界に存在して […]
あなたという音楽の詩
再生回数が百にも満たない、美しい曲を見つけ繰り返し聴く。 この美しさを伝えたところで、受け取ってくれやしない世界になんていっその事サヨナラ告げて、どこまでも青く煌めく夜明け前へと向かっていってしまえたらいいのに。午前1時 […]
陽炎とアイスクリームの詩
Tシャツを買った。心が少し浮足立つ。 楽しみな時の心持ち。新しい服を買うたびに、明日という名の絵を塗る色が一つ増える。自分にとって、服とは絵の具だったみたいだ。 アイスクリームを食べながら、夏の歌が聴きたくなる。全部を夏 […]
明日の自分へ片道切符で夜を征く
夜遅く、終電に乗る人達。帰るのではなくこれから何処かへ行くのだという人が、この中にどれだけ居るだろうかとふと思う。 腕を組み目を瞑る人、イヤフォンをして何やら画面を眺める人、窓の向こうを眺めてあくびをする人。こうして何か […]
愛おしいものたちの詩
青い空、緑の木々、白い入道雲、鮮やかな色のワンピース、サンダルを履いた日焼けを知らない白い肌。 ガラス越しにTシャツ姿の自分を見かける。日陰を歩くサングラス。 子供たちが水鉄砲で遊び回る姿を眺めて、仲間に混ぜてほしいと内 […]
書き手と読み手による文章という共創と優しい世界
青い空に白い雲。そう書いただけで、夏だと感じたり晴れているのだと思ったり、もしくは空を見上げて佇む誰かをイメージしたり。 書くということそれだけでは、きっと文章というものの価値は確定しないのだとさえ思える。 読み手の想像 […]
今日という名の原稿用紙に
色んな人に会って、色んな話を聞いて、色んな景色を想像する。 その度に「あぁなんて世界は未知なんだろう」と思う。「あぁなんてみんな面白いん だろう」と思う。そして帰り道にふと、「あぁなんて僕は無知なのだろう」と思ったりもし […]
他愛もなく素晴らしい今日のために書く毎日
僕にとっての今日というのが、例えばインターネットを通じてだったり、誰かの声を通じてだったり、はたまたテレビを通じてだったりして、あなたの今日のいつかに届く。 今日という一日24時間だけで、僕にせよあなたにせよ自分という一 […]
モヤモヤするわかりづらさの面白さ
「わかりづらい」という言葉はそれだけ聞くとネガティブな言葉に受け取られがちだ。 例えば伝えたお店の位置が「わかりづらい」と言われたら、なんだか申し訳なくなるし、そもそも簡潔に伝えるのが難しい物事を頑張って伝えたりしても「 […]
はじめましてという言葉
ミストのような雨だ。街灯に照らされた雨粒たちをぼんやり眺めてそう思う。 おそらく昔、何度か会ったことのある人に今日、はじめましてと言われた。 はじめましての方が確かに楽だなとも思って、ゲームのリセットボタンを押すように、 […]
みんなが笑って健やかな社会って
昨日の夜からずっと「緊急事態宣言かぁ」と思っていたら、あっという間に今日の夜になっていて、「どうしたもんかなぁ」と思っていたらこんな時間でした。 「緊急事態に、スポーツ観戦するのかぁ」とか、「ロッキンは中止かぁ」とか、自 […]
モヤモヤさまぁ~ずと街の面白さに纏る話
今週日曜夜に『モヤモヤさまぁ~ず2』という番組に、きっとほんのちょびっと、自由丁が現れます。 街というものをメディアの一形態だと感じる所以はまさに、何処からともなく目にして下さり、知ってくださった方がいて、そこから繋がり […]
数えることの本質とか
見てくれたり、気にしてくれる人が増えるというのは、その数の大小に関わらず純粋に単純にとても嬉しいことだと思う。 新しく知り合う人のことを、なるべく丁寧に、大切に思えたらいいなと思うし、それと同時に、ずっと見ていてくれた人 […]
健やかなる日常の偉人たち
僕が毎日触れるもの。パソコン、スマホ、皮の鞄、布団、歯ブラシ、洗顔料、財布にイヤフォン。部屋の机やテーブルに、椅子にドアノブ、ハンガーも。 毎日目にするものといえば、壁に飾ってある絵やポスター、そこに印刷された言葉たち。 […]
大阪の中で見つける「同じ」たち
大阪に来ています。 電車の色、広告、歩く人の服装、雰囲気、自販機に並ぶ飲み物、歩道の色、街の雰囲気。 色んなものを気にしてみては、東京という自分の中での普通と比べて、初めて訪れたわけでも全然ないのに、初めてのような気分で […]
雨が降り始めるように
梅雨だと言われているけれど、あんまり雨降らないなぁと思っていたら、明日はちゃんと降るらしい。 最近なんだか週末の予定が増えてきた気がする。気のせいだろうか。気のせいじゃないといいな。 髪型って、どんな髪型にしても結局はそ […]
星をめがけて音と共に人はゆく
スターになったミュージシャンが作った歌を聴いて、「私の歌だ」と思う。けれどそのミュージシャンの生活は、「私」とはどうしたってかけ離れていて、同じ地球だというだけで、全く違う世界に生きているんじゃないかと思うのだ。実際そう […]
幸せ過ぎる夢という不幸
幸せ過ぎる夢を見て、目覚めた時に現実では起こり得そうもないことだと思い、不幸に思う。そんな今朝。 これじゃあ元々見た夢も、幸せなものだったのかすら疑わしくなってくる。だって今の僕は夢の中でのあの幸せな気分とは程遠い場所に […]
より良き社会は声なき側に
今日聴いているのはGLIM SPANKYとか、Spangle Call Lilli Lineとか、Newspeakとか。 有名だとかみんなが知っているとか、そういうものをただのきっかけとしてのみ捉えてしまえれば、どこそこ […]
2.54kmの街歩き
御徒町(おかちまち)という駅が蔵前の近くにある。 今日知ったことだが、鉄道の世界では各駅について東京駅からの距離で測るという規則?慣習があるらしく、御徒町は2.54kmのところにあるそうだ。 2.54km、と言われても、 […]
「時は金なり」なわけがあるかい
「時間をお金に変える」という言葉をよく聞くし、使ったこともよくあるけれど、よくよく考えてみるとなんだか変だ。時間はお金に変わってない。 時間は制御不能なままずっと流れていて、僕らにはそれを何かに変える機能は備わってない。 […]
物語を抱えて生きていく
「コンテンツとは何か」と問われた人が、「物語です」と答えていて、内心「おおー」と思った。 『天気の子』という映画が公開された時、どハマりし、映画館に何度も通って観たり、パンフレットやポスターや画集や絵コンテ集まで買ってそ […]
仕事と肩書きのあべこべ
例えばデザイナーはキャッチコピーを考えちゃいけないんだろうか。そんな法律はないじゃないか。例えばエンジニアは内装のデザインを考案しちゃいけないんだろうか。ダメな理由が100個あったとしてもその全てに原理的な根拠はなさそう […]
Be yourselfじゃつまらない?
自分らしくとか、あなたらしくとか、私らしくとか、そういう類の言葉にどこかモヤモヤを感じることがある。 その暗雲の答えを探すべくじっと見つめてみると、そこにはどうやら「未来」とか「希望」という光が含まれていないからじゃない […]
すっからかんだったとして
「あの人は中身が無い」と言い放った人を前に、僕は何も言い返さなかった。確かにそう言えるかもしれないなとも正直思った自分もいた。けれど翌朝目覚めて、珈琲を淹れるためにお湯を沸かしながらもう一度考えてみた僕の結論は少し違って […]
多様な世界の中の自分
いつもよく聴く曲を聴きたい時と、全く知らない曲たちをひたすら聴いていたい時が間々あります。 面と向かって言われれば、その場で何かしらの返事ができることも、なんだかこの画面越しだと色々思って勝手に自分の中で話を終えている、 […]
人生を映画に例えることの不完全さについて
ドラマのワンシーンみたいな雨が降っていた 人生とは映画だとかドラマだとか自分が主人公だとか言われることがあるけれどそれなら今もまさにこの怠惰も呼吸も猫背も吐息もすべて配信中ということか 生活そのものを切って貼ってどこかで […]
見つけるのって楽しい
川沿いを歩いてるだけじゃあ、川の向こうはいつまで経ってもわからないままじゃないか。 「見つける」という言葉は、「探している」から使える言葉なんじゃないか。 探していたという意識は無くとも、見つけたと感じたときに、ずっと探 […]
僕らは巨人の肩に乗って書いている
短編小説の監修という仕事をしていて、毎月小説家さんが書いた作品を読んで、誤字脱字はもちろん、改行を増やしてみたり減らしてみたり、言い方を変えてみたり加えてみたりしています。 自分の文章で毎日やっていることを、もう少し真面 […]
ある日ある時、イラストレーターに貰った言葉達
音楽が好きだからといって詳しくなければいけないわけではないと思うし、旅行が好きだからといって、訪れたことのある国の数とか都道府県の数が多くなければいけないなんてことはないだろう。 知ってる人も少ないインディーズバンドや海 […]
人は差分にしか興味がないんだって話
夜な夜なひとり作って公開したTOMOSHIBI POSTが気付けば3周年を迎えていたという事実に驚きを隠せないまま家路について、深夜0時を回ったところで漫画「ブルーピリオド」の最新刊を読んだ。 そしたらもうそれがとんでも […]
育てていくとするならば
何かを始める時、どうしても「育てていく」という視点を僕らは忘れがちだなとよく思う。 趣味にせよ仕事にせよ、友情にせよ恋心にせよ、新居での生活にせよ何にせよ、始めるということはとても大変なことで、体力もいるし集中力だってい […]
一年前の自分から届いた手紙
2020/05/19から便りが届きました。面白かったので以下転載。 一年後の僕へ 僕は今、雨の音を聴きながらこれを書いています。 なぜ書こうと思ったかというと、つい先程、一年前の僕から手紙が届いたからです。 その手紙の中 […]
語り継がれるオレンジジュース
選ばれるものより、選ばれないものの方がこの世界にはよっぽど多い。 沢山の何かから一つを選ぶということが当たり前になった世界で、僕らは毎日何かを選んでいて、それはつまり毎日他の何かを選んでいないということでもある。 コンビ […]
Ordinary man
久しぶりに英語の夢を見た。 シアトル市内のマンションで、親しい人たちと再会し、晩御飯を一緒に楽しく過ごす。 何を話したかまでは覚えていない、けれどもとても綺麗で暖かい夢だったという印象だけが、目覚めてすぐのぼんやりとした […]
場所とは空間のことではなくて
蔵前の自由丁店舗は、昨日12日から5月末まで臨時休業しています。 期間中にご予約頂いていた方々、ごめんなさい。行きたいな〜と思っていた方々、ごめんなさい。 ただ、店舗はやってなくても、こうして僕は毎日書くし、店長とのラジ […]
「分からなさ」を伝えるために
ずっと勝ちとか負けとか、どちらか一つとかを迫られたとき、両方をどう取るかを考えてきました。 けど結局両方とか全部は取れなくて、むしろ何も手に入らないみたいなことや、全部中途半端で終わるみたいなことばっかで。 ただ最近思う […]
叶うとは忘れないこと
アイスランドに行きたい。タイへも行きたい。トルコへも、行ってみたい。 ベネチアで仮面を買って晩餐会にも行きたいし、フェレンツェで石畳の上をただ訳もなく走り回って、裏路地で美味しいジェラートを買って頬張りたい。 シアトルに […]
暖かくして生きていく
電気をつけたまま眠り落ちているということがよくある。机のスタンドライトもついたままだったり、パソコンも開けっぱだったり、窓も少し空いたままだったり、けれどちゃんと布団には入っている、みたいな。 中学生の頃からすでに、机で […]
運ばれていく日々だとしても
想像もしなかったできなかった体験というのが、常に素晴らしいものとは限らないし、正しかろうが間違っていようが努力はそんなにすぐは実らないことの方が多い。 想像通りの平凡な日常にせよ、振り返る間もないほど忙しない日々にせよ、 […]
Good Morning Museum
朝はなるべく、ミルクを入れてコーヒーを飲みます。もしくはカフェラテ。朝はあまり胃の調子、というか身体の調子が良くなるまで少し時間がかかるので、なるべくゆっくり起きていく。 低血圧というのはずっと言われていて、寝起きが悪い […]
帰り道ワンダーランド
今日も誰かが平積みの紙束の中で叫んでいる 社会課題が山積みだって燃料燃やして森を無くした歴史を紡いで最果ての未来の今の快適な部屋の中塗りたくられた塗料から声が聴こえる 背中がどうも痛いんだって僕が言ったら いつ結婚できる […]
自分の見つめる世界で生きる
みなさんは、いかがお過ごしでしょう? 街をすれ違う人たちは、なにはともあれ幸せそうな顔をしている人が多いんだよなぁとか、お店に訪れれてくださる方々の笑顔やら笑い声やらをちらっと耳にするたびに目にする度に、こんなご時世でも […]
旅する時代についての散文
本当の優しさとは何なのかを考えた結果、黙り込んだり、厳しく当たったり、褒めなかったり、みたいなことが優しさとなることがあったりするのを、大人は知っている。 ここでは、大人とは、経験を経て客観性を獲得した人のことをいう。 […]
果ての今のちっぽけな僕
デパート(Department store)とデパーチャー(Departure)が似ているなと思って調べてみたら語源から全く違うルーツだって知った。 カンパニー(Company)の語源は、一緒んなってパンを食べるって意味 […]
気にならないけど好き
客観なんて言葉はあってないようなものだ どこまでいっても自分は自分でしかないなら 客観視という言葉も自己中心的という言葉だって あってないようなものじゃないか 他人に見てもらわない限り僕らは客観視を獲得できず けれど限り […]
新しい世界を生むのは
思考する自分が、賢いように思える。格好良い気もする。 雄弁に何かを、論理的に何かを語る自分に、そういう誰かに、心の何処かで憧れているのかもしれない。 ずっと、ずっとそうだ。きっと僕の見てきた世界では、頭の良い人が格好良い […]