書けずにいることがあり、苦しみながらも筆を執り、書こうとするが書けずにまた別の新作を書いてしまう。
そういったことを実はここ数日繰り返していて、もういい加減書き出させておくれよと自分自身に少し呆れながらも、この状態自体を書いている今日。
書けないと苦悩する自分がいる割には、いいものが書けたぞと意気揚々と満足している自分もいて、困ったもんだなとか思いながらも気持ちを一つ平らに穏やかにするためにヘッドフォンでお気に入りの音楽を聴き始める。
そこから派生して、新しい曲を色々聴き始め、レコードを買い漁り、来日公演は近々無いものかとアーティストのページを眺め、また新しい曲を聴き、、と繰り返しやがて夜が更けていく。「お、この人たち新曲出してたんだ」とか、「あ〜去年来てたんだ日本」とか、割と勝手気ままな、誰にも関せず、誰も傷付けることのないだろう楽しい時間を過ごしていく。
耳が疲れたなと感じたら、スタンドライトを付け、音楽はかけたままヘッドフォンを首に下げ、読み途中だった詩集を開く。
難解だなと思うもの、難しい漢字が多いものはさっさと飛ばし、目に止まった軽いものから読んだりしている。意味というよりは、心地のようなものの方が、詩を読んだときの感想としては似合うようにやはり思う。
意味はわからない。けれどなんだか心地よかった。意味はわからない。けれど不思議と気持ちよかった。詩は文字で書かれているが、感想は絵画を眺めた時のそれに近いものが多くの場合、妥当な気がする。
詩を読みふけり、また少し夜が更けた頃。ヘッドフォンから気になる音色が聞こえてきて、耳にヘッドフォンをかけなおす。新しい曲と、ミュージシャンと出会う。以下略。
本日も読んで下さりありがとうございます。音楽と詩。僕の生活にとっての必需品。