Bothell Woodinville and sofa with the dog

昼過ぎに家を出て、
ワインが美味しい町へと向かう。

テイスティングが楽しいんだと、何種類かのワインを飲み比べながらお喋りをする。

僕にはシアトルに、
格好良く、人間味に溢れた、
何でも話せる、少し年の離れた姉が居る。

そう思わせてくれる楽しいひと時。
天気が良くて、僕の席が少しずつ日向になっていく。あっという間に過ぎていく時間を日差しが肌に教えてくれる。

二軒目に向かうと、そこが僕も訪れたことのある場所だということを知る。

十年前、僕も出席したその人の結婚式。その会場だった場所が、美しさはそのままに、ワインテイスティングのできるレストランになっていた。

時が経ったこと、
歳を重ねてまたこうして訪れることができたことに、とても嬉しくなる。

また行きたいなと思える場所を増やしていけることの喜びを、僕らはよく知っている気がした。

車窓から美しい町を眺める。
姉ちゃんの子供たちと合流し、
アイスクリームを買って一緒に食べる。

これが幸せなんだよねって、
言わずとも知り、僕ら頬張る日差しと甘さ。

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。楽しくて、嬉しくて、家に着くともう、ワインが効いてソファにぐったり。一緒になって側に寝転がる犬。夕暮れ時。