夜の絵

戸惑う独り
風が吹くとき
忘れる孤独

緩やかな嘘
隠すでもなくただ
鞄に詰めて旅する人々

意味を探せば
自ずと見つかる
名もなき人生

せめて黒い服を着て
人知れずゆく
何処かで会えたら

笑い合えたら
朝まで共にと
願って眠る古民家の床

人目も気にせず
愛し合えもしない僕ら
追い越して
抱き合う未来を垣間見ている

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。言葉で、ある夜の絵を描いてみた心地です。