街のはなし

僕の住む街も
変わっていきます

ダダダダダ
ガガガガガ
鳴り響く音がそう言っています

誰が決めたのか
僕は知りません

きっと
どの街もそうなのでしょう

自然と変わっていく
なんてことではなくて
大人たちがあーだこーだと言い合って
知らず知らずのうちに変わっていくのです

家もお店もマンションも
ホテルも大通りも駅だって
僕は一言も
何も
言ってやしません
それでも
変わってくんです

こんなにも関わることなく
触れることなく好きだ嫌いだなんて
言える街というものは
やはりどこか不思議だなぁと思います

そしてその不思議の中に
確かに僕の居場所もあるわけですから
謎は深まるばかりです

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。小さくても確かに、住んでいる街。