静かな心地で

疲れ果てて眠った夜
届いていた言葉たちが僕におはよう

静かな曲を部屋にかけて
ゆっくり沸いていくお湯みたいな私の心

何処へ行くにせよ
気持ちが緩やかなまま
流れるように歩いていける服がいい
靴がいい
帽子がいい

変わることよりもっとずっと
見つけること
出会うことの眩しさが映る瞳を好みます

自分にばかり驚いてたら
世界のことなど
あなたのことなど
すぐにすっかり忘れてしまいそうだから
その切なさには
全く堪えられそうにもない心だから

吹く風の新しさ
木々の色味が移ろう日和
朝焼けの夕焼けの
夜空の日々の機微

そういうものの輝きを
眺める瞳の美しさに
いつまでも敵わぬ自分でありたいものです

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。道端の草木や花の名前を知るたびに、思うんです。