道を歩いていたら思わず、「あっつっ!」と声に出てしまい、隣をちょうど通り過ぎていく人もいて、「やべっ」と今度は内心思わず呟く午後の中。
ようやく深く長く眠っては、汗ばむ身体と共にバサッと起きた今朝だったから、元気な自分が嬉しくて、言葉が声になって自身からはみ出してしまったような心地のまま歩く午後。
熱中症に気をつけてねとか、暑いねとか伝え合いながら、今年も夏をみんなでつくっていく。
そういうことに気が付いたのは、不意に自ら飛び出した暑さを表す言葉が声が、誰に届くともなく目の前をしばし彷徨ったのを垣間見たから。
ただ気温が高くなったから夏なのではなく、僕にとってあなたにとって暑く眩しい季節だから、その暑さを日差しをBGMに笑うから燥ぐから、汗が身体を髪を滴るみたいに言葉が声が滴り漏れていくからこその、夏なのだと思いたい。
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。夏みたいだねってあなたが僕に笑うなら、きっとそういうことなのだろう。暑いなぁって僕があなたが呟くなら、そこにも夏が居るのだろう。