かけがえのない生活の話

昨夜、眠る前に読んだ本が面白かったなぁとか。週末、久しぶりに観た大河ドラマも面白かったなぁとか。そういえば今朝、卵かけご飯に乗せた海苔が、美味しかったなぁとか。

これもちゃんと、人生だよね。今だよね。世界だよねって、思うんです。

大袈裟な話ばかりがニュースになって、芸能人の話ばかりが正解のようになって、メディアの中は今日も進んでいくけれど、生活っていうのはさ、もっとこう、本の感想とか海苔の味とか、そういうもんなわけだと思うわけです。

天井が高くてさ、見晴らしがいいさ、そういう家に住むのが夢だったっていつか母ちゃんが言っててさ、いやぁ僕はこの実家みたいな家がいいなって、僕にはこれが十分正解で成功だよって思ったんです言ったんです。

波の音も聞こえないし、優しい木漏れ日も差し込んではこないし、天井も僕なんかはジャンプしちゃえばすぐ手の届く家で育ち、卵かけご飯が美味しいなぁとか、朝起きてすぐに飲む冷えた麦茶が最高なのさと思う世界。生活。今日明日。

こういう、僕にとってのかけがえのない幸せを、ちゃんと育ててくれた母の偉大さたるや、です。

まぁけど恐らく、天井の高い、海の見える綺麗な家に小山家が住んだとしても、その家もそのうちきっと今の実家みたいになってくんだろうなとも思うんです。

居場所って、そういうもんだと思うんです。
そんな、生活の話。

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。麦茶めっちゃ美味しい。