自然の中で生きてきた

あっという間に夜が来て
知らぬ間に朝が迎えに来るのです

あっという間に日が昇り
知らぬ間に闇が僕等を覆うのです

この繰り返しにこの星が
疲れることはまだ無いようで
きっと僕等が先に疲れ果て
何処かへ行ったり
やがてまた違う姿かたちで帰ってきたり

そういうすべてを
ただのんびりと眺めている
そういう誰かの声なのだと
この風を雨を光を気温を
思ってみる

この星と同じ言葉で
会話なんて出来やしないけれど
小さい頃に寝転んだ時に感じた土の温もりや
抱きついた木々の香りを
少し思い出したりして
この星に生きているのだということを
この自然の中に
変わらず僕等は居るのだということを
思い出すのです

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。僕があなたが生きているのと同じように、隣の誰かも、僕もあなたも、いつも通り過ぎる木々たちも生きている、生きてきたのだという当たり前な思い出たち。