世界と時間のせいにせず

静まり返った
夜の向こうの悲しみ達

何も聴こえない
何も見えないはずなのに
心の中でこだまする何か

それを抱えて生きることの難しさ
眠ることの難しさ
平和に生きることの心苦しさ

進み続ける誰かが居て
巡り続ける世界の影で
必死になって考え続けたが故に
答えを持つことのなかった人々

時間こそが本当の敵なんじゃないかと
そう思えてしまう程に残酷に
刻々と過ぎていった今や過去たち歴史たち

時間が解決してくれるというけれど
そもそも時間が生み出して
僕等に課した問いならば
一体どうして時間を信用できるだろう

目に見えない世界や時間のせいにして
自分を蚊帳の外にして
逃げぬように
目を逸らさぬように
平和を願って今を生きる

その難しさに向き合っている

本日も落書きを読んで下さり有り難う御座います。それでも降り注ぐ陽の光の優しさよ。あなたの笑顔の美しさよ。