夢を見た。
海外のある街へ一人向かった夢だった。
懐かしい面々に懐かしい場所、けれど何故だろう、そこに自分は居てはいけない気がする。居心地の悪さが故に自分が何故ここに来たのかを自問し始める。
何人かと語らい、その晩寝泊まりする処を決めようとするも、やはりなかなか決まらない。
四泊の予定だったが、やがて夢の中の自分は何かに気付き、予定を変えて、一泊もすることなく帰ろうとし始める。
その時僕は、まだ今の自分はここに来るべきではなかったのだということを悟ったんじゃないかと思う。
ただ懐かしむために訪れるべきではないと、「あなたはまだやることがあるでしょう」と、「あなたならもっと胸を張って帰ってこれるよ」と、夢に励まされたのかもしれないとも思えた。
兎に角、僕はきっと今ここでまだやらねばならぬことがあり、逃げるわけにはいかないのだと、心の何処か奥深くではちゃんと思っていたのかもしれない。思っているんだろうな。そのことに気付かされた、なんとも不思議な、朝の話。
本日も落書きを読んで下さり有り難うございます。こういうこともあるんですねぇ。