書き留め抱える夢の詩

帰宅して倒れるように寝落ちしたのち
ふと目覚めた深い夜

走馬灯みたいに駆けていく
昨日今日に出会った人たち会話たち

段々と消えていく言葉と景色
黒く白くなっていったその先で見た夢

其処に居た人
流れていた音
漂っていた気配と景色

朝日を浴びて
考えることなく浸る余韻

過去にせよ未来にせよ
今ここに無いものには違いなく
幻の類と変わらず
誰かが語り継がねば消えてゆくならば
僕等みな自分自身の語り部だろう

消えゆく自分を書き足して
去りゆく誰かを書き留めて
そうして語り継いで
その絵を抱えて
僕等これから始まる今へと向かう

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。久々に気付いたら倒れ込むように寝ていて、起きた時に思い出した夢を書き留めたくて書き始めました。