誰に会いたいわけでも無く、何を飲みたいわけでもなく、ただ他愛もない会話がしたくてカフェに行く。
そんな朝でも、真顔で真剣にメニューを眺めて、あたかも今日も珈琲が飲みたかったのような声で身振りで注文をする。
本当に悩みの尽きない日々だからこその、求められる場所があり時間があり人がいる。
もしも悩みが尽きてしまう日が訪れたなら、その場所は時間は人の姿は、変わらず私の中に居れるだろうか。
暫し葛藤したそんな悪夢も、美味なる珈琲に敵うわけなく瞬く間に香りに溶けて何処かへ消える。
尽きない悩みなどではなく、例えばこの珈琲の美味しさで、親しい人との他愛もない会話で、愛しい人との関わりで、心地よく吹き抜ける今日の天気で、成り立つ自分でいれたなら。
そんな私で今日も悩みを抱えて生きていくのだと思えたなら、とても嬉しい。
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。長くなった髪をそろそろ切ろうかどうしようかな。読みかけの本の山をそろそろどうにか読み崩していきたいな。久々にあいつと飯でも行こうかな。あの人を誘って静かな映画でも観に行こうかな。他愛もない、愛すべき私のあなたの今日の話。