思ったことと言ったこと
その差分にどうやら優しさが
時には愛しさが
憂いが未熟さが恋しさが
詰まっている
そんなことを教えてくれた
白く冷たい風のような手
どうやら言葉だけではわからない
心の内があなたにはあり
僕はきっとずっと言葉と共に探し回って
分からずじまいな少年のまま
幾年月が経った今なら
友の恋の愛のいくつかを旅して
言葉にならない瞳の奥の秘密に触れた今ならば
新しい誰かの
例えばあなたの心の内で
言の葉が揺れる風の音も
育つ木の根の小さな小さな日々の機微も
わかるだろうか
伝わるだろうか
大切にできるだろうか
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。言葉にならないすべてを抱き締められたら、愛せたら、きっともっと僕らは笑える。そんな気がして思い出す白く美しいひと時。