踊れいつかよ今のように。駅へと滑り込む電車の音色が朝を連れて今日の僕へと訪れる。
渡る川はいつもと同じ顔して、同じはずの無い模様の水面で輝きこちらを見つめる。
眠っても重さの変わらぬ身体と心で目覚めた今なら、いっそのこと赴くままに傾くままに何処までも私の知らない私まで、朝にさよなら告げて、水面に手を振り旅立とうか。
僕も私も知らない何処か。
まだ見たことのない美しい景色。
今までのすべてを引き連れて向かえるならば、それもまた幸せなのだと思える自分で果たして辿り着けるだろうか。
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。すべてを無にして辿り着く新しい自分も去ることながら、すべてを連ねて至るまだ見ぬ自分もまた、魅力的。