困った時は音楽を聴く。外に出て、町を歩く。甘いものを頬張る。美味しい珈琲を飲む。夜には走る。美しい映画を観る。なるべく窓を開けて、夜空を眺める。優しい音楽を聴きながら眠る。
翌朝目覚めて、爽やかな無心のまま家を出る。
ぼんやりとしたまま道を歩いて、電車に揺られ、川を渡る。ひらけた景色が僕を起こす。
出来すぎた物語のアニメーション映画、売れない詩集、勝ち誇る人々の裏で、病に倒れる人たち。誰のせいでもないなら一体何がどうなってこうなったのか。誰も教えてなんてくれない世界。教えてくれたところで信じられるはずもない社会。
それでもどうか、
言葉よどうか、いつも側にと歌う声。
何でこんなに綺麗なんだと問答無用に思わせてくれる空。
深呼吸して目を閉じる。
少し眠って、降りる駅。
いい歌だなと思って階段を上る。
生きている。
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。言葉よどうか、導いて。