優しい歌

ぽつりぽつりと
降り出す雨の優しさのような

ゆらりゆらりと
葉を揺らす風の大らかさのような

ふわりふわりと
顔を照らす日の暖かさのような

できることなら
強い雨になんて打たれたくないし

負けてしまいそうな風にだって
吹かれたいとは思わない

けれど誰かのためなら
どんなに強い雨風の中でも
笑って踊って励ませるような
笑顔にできるような

別に素晴らしい言葉も
何処かへ導いてあげられるような台詞も
きっと思いつかない

ただどんなに夜が更けていって
真っ暗で他に誰もいない世界になっても
ちゃんとずっと暖かく
優しく大らかに側にいる

そういうものに私はなりたい
なりたいなぁ

本日も落書きを読んでくださりありがとうございます。
誰もが優しさのバトンを受け取って、持って、歩いてる、生きている。
僕が毎日こうして書くのも、そういうことかもしれない。