思考する自分が、賢いように思える。
格好良い気もする。
雄弁に何かを、論理的に何かを語る自分に、そういう誰かに、心の何処かで憧れているのかもしれない。
ずっと、ずっとそうだ。
きっと僕の見てきた世界では、頭の良い人が格好良いものとされていて、優れた人だとされていて、地頭が良いとか、仕事が早いとか、そういう人たちに光が当たっている様をずっと見てきたのかもしれない。
けれど本当はどうやら、そして僕にいま必要なのはどうやら、頭の良さではない気がしてならない。
実は、世界は頭の良い人たち、IQの高い人たち、仕事のできる人たちで回ってるわけではない。進んでいるわけではないぞどうやらと、思った。いや、よく、本当はよく知っている。
一歩、一歩、
重かろうが遅かろうが、どんなに紆余曲折を経てようが、悩み疲れるほど立ち止まっていたとしても、一歩、また一歩。
自分の足で、勇気と共に、前へと進む人たちが、この世界を前へと進めている。
いや、なんか違うな。
勇気と共に、前へと進む人たちこそが、世界なんだ。
一言でも一文でも、一挙手一投足でも、一枚でも、一回でも、一ミリでも一センチでも、前へ。
やっぱり世界が前へと進む様は、誰かが前へと進む様は、壮観だ。海底深くでプレート同士がせめぎ合い、火山が噴火したりしながら新しい大地が生まれるが如く誰かの一歩から、新しい世界が生まれてるんだから、そりゃそうか。
本日も落書きを読んでくださりありがとうございます。さぁ、世界を前へ。