薄くかかった霧の中
降る日差しが照らす
枯れた気でいた樹木もまた
新しい芽がつき始める
私の寿命を勘違いした私の心
少し間の抜けたあくびをしながら起きる
書けなかったことが書けるとき
言えなかったことが言えるとき
気付かなかったことに気付くとき
人は少し新しくなる
鳥の声が聴こえる道
犬の散歩とすれ違う
無くした気でいた心もまた
新しい光を生み始める
私の未来を思い違った私のすべて
少し重たくまばたきをしながら見る
新しい日の方角
鳴いた鳥が飛んでいった
本日も読んで下さりありがとうございます。おかえりとただいま。またねとまたね。ここ二週間ほどで、そんな会話を沢山しました。昔からの仲の人。新しい仲の人。一人ひとりと笑顔を交わす度に、少し前の自分は思ってもいなかった素敵な今に自分は居るのだという嬉しさが、全身に満ちていく。そんな再会が、出会いが、会話が僕にまた、すくすくと自然体で、これからも生きていこう、育んでいこうと、思わせてくれます。素直な気持ちと日々を味わい、今日も生きよう。明日も生きよう。皆さんも、よければぜひ。