炭酸を眺めている私
見たこともないでしょう数多の人
珈琲を飲み干した唇を舐めるあなた
見たことはない気がします私一人
青空の美しさに立ち止まることのできる人
あまり見かけない大都会の路地裏
夕方の空に月
あまり気付く人もいない週末の車窓
美しさなど必要とせず
生きていける二十一世紀
そんな時代の何が美しいのと
誰に問えばいいかもわからないまま信号待ち
街道を旅する
星を眺める
今日も世界の煌めきが故
哀愁が故
生きてけるのだけどなあ私
本日も読んでくださりありがとうございます。ぼやきながらも僕は変わらず人知れず、静かに世界の機微に感動し生きる人を、敬い愛して、憧れながらいきたいものだと思っています。