これはなんだ
そんな言葉すらない
ただ生命の反射
自然のつま先
或いは素肌
草木と同じ
海風と近しい
ただ生命の呼応
なんだ君は
そんな言葉もいらない
こちらを見つめたグレスリー
その場にいたならきっと僕も
言葉ではない何かを選べたのかも
自然をよく知るものたちよ
もう随分と前からずっと伝えてくれていた
気付くのがとても
とても遅くなってしまったけれど
ようやく出会えた気がする今
目を閉じ思う
伝えと願う感謝と共に
先人たちと語らいたくなる
自然の話
本日も読んでくださりありがとうございます。これは少し前の話ですが、これまで、美しいなと思えてきた物事に、原風景としての本当の景色、場所、一瞬が当然のように含まれていたのだと、作り手たちが見事なまでに含んでくれていたのだと、写真に写ったグレスリーから目が離せなくなり立ち尽くした数分間が教えてくれた時のこと。