なぜか明け方に目が覚めて
寝ぼけたまま冷蔵庫
水をコップ一杯
ふうと息をし振り返ったら
真っ白の光
ああこれのせいかと
眩しくて起きた気がした自分
わあ綺麗だなと
思わず写真を取った気がした自分
それにしても
おお寒いなと
再び布団にそそくさと潜り
すべてを夢に帰す
暫くしてまた目覚め
窓の外を見る
夢で見た美しい白はなく
あれは夢だったのだと思い切ない
身支度をしてドアを開け
歩いていく
信号待ち
おもむろにカメラロールを開く
するとそこに
雪化粧した明け方の窓を見つける
夢が現になった心地
なんだやっぱり来てたんだね
雪を少し
愉快な友のように感じる
朝の話
本日も読んで下さりありがとうございます。雪が積もってたねって声がした。