親友たちと

親友たちが笑い合っているのを見て、この人たちとの仲を育んでいった頃の、十代前半の僕について、ふと、いいやつだったんだろうなぁと思った。

その頃の自分を思い出す機会が仕事でも最近あったが、それはあくまでどんなことをしていたとか、どんな事を考えていたとか、そういう話で、その当時の僕の人間性について思い出すことはあまりなかった。

だからだろうか。久しぶりに話す、昔からの友人たちとの時間がとても温かいものだったことと、もう二十年近くになる関係がこうして未だに互いに大切なものであるという事実が、当時の自分を少なからず肯定する気持ちに繋がったのは。

僕にとっての、いい人、というのは、ただただ優しい人のことでも、厳しいことを全く言わない温厚な人のことでもないのだ、ということにも気がついた。

なにせ親友たちに、僕はさんざん色んな厳しいことを言われた記憶もあるし、逆に僕が言った記憶もちゃんとある。

ちなみに僕が密かに大切に持ち続けている言葉たちは、もれなくそういう、いい人たちが僕に直接くれたものたちだ。

本日も読んで下さりありがとうございます。格好いい親友たちに、いつも通りの感謝をこれからも。そしてまっすぐ生きた昔の僕へ、最大限の感謝を。