緩やかに燃えていたい
ただそれだけなのです
風に吹かれて
ゆらゆらと
強かに燃えていたい
ただそれだけなのです
光であることに変わりなく
誰かの顔を照らすこともあるでしょう
誰かを暖めることもあるでしょう
けれど誰かを燃やすことなど
ありもせず
緩やかに燃えていたい
強かに燃えていたい
ただそれだけなのです
やがて時が訪れて
消えゆく頃
風と共に空になり
旅に出ます
いずれまた
何処かで会いましょうと
告げる代わりに微笑みを
そう教えてくれたのもまた
緩やかに踊るように
燃えていた人でした
本日も読んで下さりありがとうございます。ゆらゆらと。