Silver Ring Poetry

探しになど出掛けないで

たぶんすべてここにある

目を背けたいがために

行くのでしょうか何処までも

自らを示すように

浅瀬を渡る

誰かの描いた海岸線

新しい素振りでゆるり

行くのでしょうか線上の先

瞳の奥に星

上着を脱いだ折の風

笑顔に塗る赤

撫でる白

光る銀

旅をするなら今へと深く

未来へなど逃げないで

今ここで見つめるすべて

目を背けずにただ互い

重い荷を背負いて一歩

奥へと向かい色彩を知る

勇気の証に抱き合いましょう

輝くならば

自らの瞳の奥でと

歌うように光り伝えた

銀の指輪

本日も読んで下さりありがとうございます。子規のようには上手くはいかずとも。