探しになど出掛けないで
たぶんすべてここにある
目を背けたいがために
行くのでしょうか何処までも
自らを示すように
浅瀬を渡る
誰かの描いた海岸線
新しい素振りでゆるり
行くのでしょうか線上の先
瞳の奥に星
上着を脱いだ折の風
笑顔に塗る赤
撫でる白
光る銀
旅をするなら今へと深く
未来へなど逃げないで
今ここで見つめるすべて
目を背けずにただ互い
重い荷を背負いて一歩
奥へと向かい色彩を知る
勇気の証に抱き合いましょう
輝くならば
自らの瞳の奥でと
歌うように光り伝えた
銀の指輪
本日も読んで下さりありがとうございます。子規のようには上手くはいかずとも。