気だるさがつきまとう午後知人が言っているのを聞いた インターネットにさようなら 僕もそうしてしまえたならそう言えたなら そう思いながら少しずつ遠くへと僕にしても向かっている 世界もどうやら向かっている気がするのだがそれは […]
月別: 2024年1月
アンティークと仲良くなる
手のかかること手のかかってきたことそういうものを好む一面を持っている 描かれる絵画を見るにしても即興的に描かれたものよりかは想像もできないような時間と集中力が費やされた果て二度と同じ道は辿れないだろう先にできあがったもの […]
何と共に渡しているのか
紙を売っている、といえばそうだとも言える。ただ紙を作って、ただ渡しているわけではない。 珈琲を売っている、といえばそうだとも言える。ただ珈琲を作って、ただ渡しているわけではない。 詩を売っている、といえばそうだとも言える […]
生活、ピアノ、雑感、背中
つくったり、書いたり、考えたり、働いたりしていると、あっという間に今日が終わる。その繰り返しで毎日が終わる。 端的にまとめてしまえば私の人生はきっと恐らくそういうことだが、そんな繰り返しの狭間でたった一回限りの夜があり、 […]
You’re The Piano Man
他のすべてを忘れ過ごした数刻 言葉すら失ったただ仰ぎ見たしばらくしてようやく使い慣れた身体に戻った私 恐らく夢と現を曖昧にされたのです やがて静かに幕を下ろすのです 知っていながら知っているから無我夢中その余韻にのぼせて […]
ある海岸での走り書き
みんなして帰っていく 西へ向いた浜辺から雲が風が空が夕日へ向けて帰っていく その様をただ私は見ている 後ろ髪を風に吹かれながら背中を風に抱かれながら ゆきたい心と共に眺めている 本日も読んで下さりありがとうございます。続 […]
Ducky Beauty
ピアノを弾いて詩を書いて。散歩して空を見上げて鳥が飛んで。旅して海辺でずっと見つめて。グラスに時間を注いで乾杯でもして。笑ってまたねと行って別れて。小さくなっていく背中を眺めて。やがて振り向き歩きだして。私にとっての幸せ […]
From My Playlist
フィービーが鳴らすギターに酔いかけたとき、無性にコーヒーが飲みたくなってドアへ向かう。 風下に居たことを思い出し、慌ててフードを被り冷たさを凌ぐ。七月のクリスマスを歌う声が小さな布の中を満たす。鐘の音とピアノの音が混じり […]
生活の言葉たちにまつわる駄文
趣味を一つ挙げるとしたら何かと問われれば、音楽だろうか。漫画もアニメも映画も、コーヒーも旅行も好きですね、とか付け加えながら釈然としないままに、言う気もする。 ただ、趣味という言葉が、仕事と切り分けられているものだとする […]
Same Thing
Coffee at night for me might meanscherry blossoms in winter for you Tea at noon for you might meansroses bloom […]
I LOVE YOU MUSIC
思えば、音楽に刺激を受けて書いた詩がいくつもある。 独り、ヘッドフォンで聴きながら新幹線の中で綴ったもの。来日したお気に入りのミュージシャンのライブの帰りに、余韻と共に書いたもの。 真っ暗なライブハウスの中、音楽の最中、 […]
Ordinary Poem
A singer told me loveIt’s just like lalala you sing I sing You told me foreverIt’s just like the m […]
Silver Ring Poetry
探しになど出掛けないで たぶんすべてここにある 目を背けたいがために 行くのでしょうか何処までも 自らを示すように 浅瀬を渡る 誰かの描いた海岸線 新しい素振りでゆるり 行くのでしょうか線上の先 瞳の奥に星 上着を脱いだ […]