夜と歌う

名曲聴いて
他に何も出来なくなって
飲み干すグラスの中の明かり

澄み渡った凪の心
今夜を浸して色よ変われ
ぼやきながら終わる前奏みたいだ
本日未明

誰も知らない場所にて合唱す
届くはずもない声届き
恐らく一粒程は変わるだろう
明日の私

白鍵叩く
黒鍵響く
そんな具合の心身よ
せめて綺麗な旋律たち
奏でるべく震えていたい

意思の所在など知らず
現代社会の辛さを風として
帆たる身に受けただ進む
羅針盤たる心が頼り

酔い覚ましに飲む冷水
愛を囁くみたいに私を満たす

光を飲み干したのだから
輝けよと透明が告ぐ

本日も読んで下さりありがとうございます。愛してるぜって本当は叫びたいだけなんだろ人類。