黄昏に息する

想像する。
私はつくる。
私は書く。

志だろうか。
私を突き動かすものは。
夢だろうか。
私を起こし続けるものは。
希望だろうか。
私に旗を持たせるそれは。

思い描く。
私は動く。
私は生きる。

動力源はなんだろうか。
覚悟や勇気だけでは生き続けてはいけぬ。
寝食を忘れることも許されぬ。
希望を持てと大人は言う。
家族を作れと幸せが決めつける。

全てを忘れて去っていく。
その道すがら。
黄昏の人生。
軽やかに行く人。

自由である。
私はどうだ。
私は静かに頷き問うた。

曇り空を仰ぎ見る。
笑える私はまた一つ。
大事なことをきっと忘れた。
大事なことを一つ知った。

去りゆく私。
新しくなりゆく私。
私は生きる。

いくつもに至る。
幾人かに至る。
私は笑う。
私は生きる。

本日も読んで下さりありがとうございます。志とか夢とか、そういう言葉ではなくて、今日も生きていたいと思う、明日も生きたいと思う。希望を持っている。この漠然とした、それでいて確かな、心からの願いについて、考えていました。