散歩道、すれ違う人、緑色の鞄、綺麗なシャツ、私はサンダル。別に夏のためだけに生まれたわけじゃないのさと、言うもんだから連れ出したよ秋の途中。
簡単な歌を口笛でも吹きながら、知らない人にも笑顔で答えたいのさ平日の真っ只中。明日終わるともわからない人生だなんて言うけれど、どうでもいいよそんなこと。今を希望と共に進みたいだけ路地裏の猫。
幾重にも繋がれた電線たち、絡まらない不思議を空と覗き見。とっ散らかっていかない路上、エントロピー増大の法則はじめ教科書に書いてあっただろう数多の理論への不信感。勉学が至れない生活の神秘。
私は今日も、猫は今日も、神秘と共に。生活と共に。
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。寒いねと君が言ったからか、雨がポツリと降り出した。神秘的だとそれを眺める、通りすがりの子犬。