呼吸して待つ駅構内
笑い合うのは幼い顔した二人だけ
欠伸して立つ私は暫しその笑い声に浸る
入り組んだ地下の奥深くで
鉄の塊を待つのは些か退屈だと思い出す
それを癒やす小さな基盤の塊と
知らぬ誰かの笑い声話し声歌い声
かき鳴らして待てるなら今すぐにでも
手繰り寄せて弾き始めたいのにムスタング
詩を書けば何の話かと問う人よ
自分へ問えよと聴こえてくるまで目を凝らせ心を澄ませ感性の光を諦めるな
汽笛の奥床しさを知らない都会に響く車両の音色が笑い声を掻き消して私は去り行く
夢現に境など無く生死なども軽やかに飛び越えて詩は生きていく感性は永遠を創造しうる
それだけの話が私には難しく
百年と生きない動物には得体が知れない
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。それでも、負けるな感性。諦めるな想像力。