宛先は、わたし

写真はもう5年以上前、
軽井沢へ向かうバスの車窓から撮った景色。
当時の僕を表してる感じがするなと思い選んでみました。

何もすることがなく、
何をすべきかもわからなくなったとき、
ずっと書き続けてきた言葉たちが、
私の背中を押す瞬間へと向かった日のこと。

今となってはとても大切な、
私にとっての一つの原風景です。

「宛先は、わたし」

昔の自分が書いた言葉たちに救われた私は、
あの時以来きっとずっと、
書き手「小山将平」の大ファンです。

書いた言葉が、
未来の自分へ届く。

書いた言葉が、
未来へと行く私の旅路を照らす。
背中を押す。希望を灯す。

あの日、
純粋無垢な過去の私に励まされた私は、
昔の自分が書いた言葉たちを読み終えて、
顔を上げて、呟くように独り、
思ったんです。

「そうだ、未来を照らそう」

あの時からずっと、
私が私に灯した小さな光と同じように、
一人ひとりの胸の内に、
小さくとも素直で綺麗な光が灯るなら、
あなたがあなたの背中を押すなら、
世界はきっともっと明るく見えるだろうな。
未来はもっと明るいだろうなと、
思っています。

あの時からずっと、
そんな気持ちと共に生きてきたけれど、
今の私は、私たちは、どんな風に光ってるかな。
どんな風に世界に届くかな。

だから今夜、
気になります。楽しみです。

世界をもっと、未来をもっと、
ちょっとでも明るく照らしたいから。

あの時、私の言葉が私自身を照らしたように。

うわ〜、
ああ、
あぁそうか。
やっぱりそうか。

私が書いた言葉も、してきたことも、
あいも変わらず、
回り回って今宵もきっと、
宛先は、わたしだったんだ。

あはは。

楽しみだなぁ。

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。この言葉たちもきっと、読んで下さったあなたはもちろんのこと、色んな人、色んな時へ宛てて届いて、巡り巡って、やがていつか、未来のわたしへも、届いたらいいなと思うんです。