森の中

僕らは弾く
彼らは吸い込む

僕らは交わる
彼らは混ざる

僕らは離れる
彼らは一つになっていく

僕らは短く
彼らは終わりすらなく
始まりだけが遥か遠くに共にあった

早朝の冷たさを浴び坂を登り
山々の中へと歩いていった
朝日が僕に合わせるように昇っていき
影が坂を登っていった

僕らは眺める
彼らは巡る
時は流れる
僕は眠気に襲われる

彼らは微笑むように優しく揺れて
僕はまぶたを擦り
彼らとしばし見つめ合った

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。自然を浴びて。