から一時間

都心から一時間
車を走らせ海と緑の豊かな町へ行きました

もう何度目かの訪問だからか
少し土地にも馴染みを感じ
心地良さの中で汗を流して少しの間
稲刈りに勤しみました

確かにとてもいいものだなと
汗に吹く風を感じて
思いました

瞬く間に夜になり
久しぶりに見る暗さの中
車に乗り込み湯船へと向かいまして
ゆっくり各々
浸かりました

お腹が空いたねと
誰が言うでもなく晩御飯の話をし
やがて皆で並んでラーメンを食べました

コンビニに寄り
お菓子やアイスクリームを手にして
畳の部屋で寝転がりまして
食べたりお喋りしたり
静かな畑の側で過ごしました

そしてまた
畳から一時間
車を走らせ光と鉄筋コンクリートの街へと
帰っていきました

全て確かに
とてもいいものだなと
ペットボトルに残った水を飲み干しながら
思ったのでした

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。マイペース同士が過ごすとこうなるのかもなとか、とても勝手で贅沢な幸せについて思うのでした。