光を抱き

何故だろうふと目覚めて

ピンク色に染まった朝焼けを眺めました

またすぐ眠ってしまって

起きた頃にはもう窓の外の景色は白く

曇り空の今日でした

幻だったかのような

夢の中だったかのような

あの朝焼け

私の中にはいくつかのそんな

もう刹那になった光景があります

もう触れることのできない光があります

何度思い出しても嬉しくなるもの

何度思い出しても切なくなるもの

そんな光の束を心の何処かに抱えて

また何処かで

また誰かと

新しい光を眺めたくて生きていく

そんな気もするのです

そんな気がするのです

その道すがら

或いは辿り着いた

流れ着いた朝焼けだったのです

今日なのです

あなたなのです

私なのです

光なのです

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。光を携え生きていく。