託してゆく

晴れた日

私が歩き回った軌跡

誰も追いかけてなどこない夕暮れ

弱りきった人にかける言葉を

探し回っても見つからないまま歳を重ね

今日もまた暗くなっていく街で立ち往生

私には言葉が見つからないということは

私ではない誰かの言葉が

求められているのかもしれません

言葉は常に人とあり

人の元から芽生えて巣立っていくのですから

そう思うと

少し私の心は軽くなります

託すということ

頼るということ

委ねるということの大切さを学んでいます

きっとこれからも

学んでいきます

今宵の疲れが私の身体にそう伝え

眠りへと手をひきます

静かな夜

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。あなたと同じ今日のどこかに、居た私。