嘘というシール
本当というシール
誰かが出来事に貼るのです
あなたが私が貼るのです
これは嘘
これは本当
みんなと同じシールを貼るものが恐らく殆ど
けれどいくつか
誰にも言わないままかもしれない
みんなと違うシールを貼るもの
そんないくつかが誰しもにあるのだとも思うのです
あったらいいなと思うのです
更けていく夜にだけ
稀に開く扉の向こうに隠してあるのです
明けていく朝焼けの中でだけ
稀に現れる光の中に包まれてあるのです
それを誰かは秘密と呼び
それを誰かは魅力と呼ぶのです
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。それは果たして見るに絶えない汚いものか、或いは自分にとってはずっと変わらず光り輝くものなのか。