連なり一つ

さらさらと流れる砂時計

眺めて綺麗だなと思い過ぎていった数分

ばらばらと階段を降りていく人々

眺めては様々な人生模様に耽った数分

喫茶店

地下鉄の駅

大通り

路地裏の道

過ぎていった同じ数分

世界を変えた人

人知れず笑い合った人

好きな音楽に身体を揺らした人

抱き合った人

出会った人

今日の何かに触れた数分

その連なりが時折一つ

私にしわを増やすのです

その連なりが時折一つ

私に思い出を増やすのです

その連なりが今日も一つ

私自身になるのです

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。何も特別な話ではなくて、他愛なく自然、当然、唯一無二の、今日の話であり、私の話であり、あなたの話なのです。