もう少しだけ季節

海風を浴びた

汗と一緒になって飛び跳ねた

花火の音と笑い合った

夏が訪れたんじゃないよ

僕ら自ら辿り着いたのさ

キラキラ光った季節の先まで

夏が終わる

いいえ僕らがさよなら告げて

去ろうとしているだけのことだよ

これまでだってずっとそうで

これからだってそうさ

まるで青空がまたねって言うみたいに

大雨降らす夕暮れ時

親友に言うみたいに僕も呟く

またね

ああけど本当はまだもう少しだけ

一緒にいたいなって思ってるから

コンビニで買ったアイスクリーム

いつもよりゆっくり食べるよ

溶けないなって思いながら

気付かぬふりして

さっき買ったアイスコーヒーも

氷が溶けるのをもう少し待ちながら

ゆっくり飲むんだ

もう少しだけ

一緒にいたくて

まだもう少しだけ

ここにいたくて

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。まだもう少し、楽しみたい季節の中。