「今朝の落書き」と題したこのコーナー?連載?ですが、そろそろ名前を変えようかと考えています。
そもそもは「落書き」と題することで僕自身、気負うことなく気軽に書くものだと思えたし、自由丁という街の何処かの壁やらにこっそり毎日書かれている言葉たち、というイメージもありました。
読んで下さる方のことを想定はしていたけれど、それよりもまずは自分が心地よく書き続けられること、よりよいものを望める、挑めるよにと当初は思っていたような気もします。
四年近くの歳月が過ぎ、気付けば僕に限らず読んで下さる方がいて、時折楽しみにしてくださってる方にも出会うようになりました。
とても嬉しくもあり、それは常に僕にとっては発見であり、新鮮な驚きを与えてくれることでもあり続けています。
そしてふとある日、「落書き」という意識ではもう僕自身も書いてはいないのではないかと、そんな日々を積み重ねたからか、思ったのです。
僕がいつか綴った言葉を大事に持っている人、その言葉がいかに自分にとって大切なものなのかを涙と共に伝えてくれる人、一つひとつを読み漁り一纏めの本にしてくれる人、そして今日も、自由丁で真剣な眼差しで僕の詩を読んでくれる人。
僕が書いた言葉だけでは到底至れない美しさが、生まれているのだと、感じています。
無地の美しい白を汚すのではなく、まだ見ぬ誰かを含んだ美しさへと続く道を書くかのように、詩を、文章を書く。
この意識は恐らくもう、そしてそこから僕の手を離れて生まれていった美しさたちはもう、「落書き」という言葉の持つ軽さ、優しさとは少し異なるものになっていっているのではないかと、思ったのです。
そうはいっても、じゃあ何と題すればいいだろうかと、最近は悩んでいます。
決まったなら、決めたなら、お伝えしますね。それまで暫し、引き続き、僕の落書きをお楽しみ頂ければ幸いです。
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。わざわざ無地のノートに、画面に書いているわけだから、そもそもこれは落書きと言えるのかどうかも、今更ながら怪しいなぁ、とか。笑