今日、今、ここに至るために費やした日々なのだと、どんな時も、どんな時があったとしても思っていたい。そう思えるような出会いを求めて、これからも進んでいきたい。そう思えるような自分でありたい。
例えばいつか持ってた夢や希望が、月日を経て薄れてしまったり、輝きを失ってしまっていたとしても、全てはいつだって、また今日、今、ここから始められるのだという真実を忘れずに進んでいきたい。そう伝えられるような自分でいたい。
日々を費やし積み重ね、気づけば至るのだろう美しい景色があるとして、それはきっともう今ここにだって、そしてきっと今までにだってあったのだろうと思える心を大切にしたい。
未来のために今を犠牲になどしない、未来とは今まさにここで生まれ続ける奇跡なのだと、信じて疑う暇なんてない純真無垢な僕でありたい。
人は忘れていく生き物だから、覚えているフリして美化して綺麗に語ってしまう生き物だから、過ぎ去った月日についての僕にとって唯一の確からしさは、やっぱりどうして、あなたなのだと恥ずかしげもなく思える自分で常にありたい。
それまでの日々を経たから出会った、僕とあなたなのだと大真面目にわかっていたい。ここまで互いに生きてきたから集まれた僕らなのだと、笑い合っていたい。
ここまで、大変なことも沢山あったね。
辛いこともきっと、沢山あったでしょう。
本当に、お疲れ様。
そう思い合って出会う今日がいい。いつまでだって、そんな優しい日々を積み重ねて、またきっと何度だって新しいあなたと出会う今がいい。
積み重ねていく日々の果てに掴めるものがあるのなら、振り返り、眺めることができるなら、僕はそんな今日たちがいい。僕たちがいい。
– 僕たちの今日
Written at 08/11/2022
Rewritten at 08/11/2023
お店を始めて、四年が経ちました。
自分の素直な気持ちと過ごす、優しく豊かなひと時が、生活の側に当たり前にある世界を夢見て始めた僕たち。
気付けば少しずつですが、
自由丁はそんな理想の世界を垣間見る事のできる美しい場所へと、見つけて、楽しみにして、訪れて下さる方々に見守られながら、すくすくと育っていっているようにも感じます。
今日も、未来の自分へ手紙を書いたり、詩集を読んだりして過ごす、思わず見惚れてしまう美しい姿が自由丁にはありました。
本当に、ありがとうございます。
小さなこの場所を必死になって、一緒になって、耕してきてくれたゆうきさん、スタッフのみんな、お客さん、自由丁FMリスナーのみなさん、いつも一緒に楽しい時間を過ごしてきた友人たち、先輩、後輩。父ちゃん母ちゃん、そして弟。
これからも、
あいも変わらず未熟者で、
きっと頑固で自由で素直で繊細な僕なんだと思いますが、それ故に、これからも皆さんが、みんなが、誠にとても非常に勝手ながら、僕にはとても必要です。
何卒、五年目の自由丁と共に歩む僕を、
僕たちを、どうぞよろしくお願いします。
まだまだ夢見て、希望と共に、
未来へ行きます。
良ければぜひ、ご一緒に。
二〇二三年八月十一日
小山将平