夏詩20230810

こんなに暑い日だったかねと思い出す

月日がもうこんなにも経つのだと
向かいに座った人が言う

何か変わったものはありますか
そう尋ねてくれた新しい人

何か変わらなかったものはありますか
そう尋ねてくれた古くからの人

そうだなあとぼやいて
よくわからないやと
優しく放り投げてしまいたい人
私という無邪気

言葉でのやり取りを
忘れかけては思い出してを繰り返す

大事なことも
忘れかけては思い出してを繰り返す

そういうものさと
緩く微笑む

そういうもんかと
柔く抱き込む

気分屋で
素直

真面目で
豊か

夏空に習い
私もまた
四季を巡ってここに至る

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。四年という歳月を思う、夏の夜。