火照り顔の人
楽しげな喋り声
花火の音と同じように
私の夏の景色になっていきます
恐らく百もないでしょう
私の夏の一つになっていきます
花火が上がると
空気が涼しくなっていくよと
教わったのち
そよぐ風
飲み干したのは
夏味のビール
あっという間になくなったのは
夏色のワイン
ビルが立ち並び
もう随分と見えなくなった花火たち
それでも再び
訪れる夏
変わりゆく夏
私も街も
あなたと共に変わりゆく夏
花火の音が
響いた路地裏
今年も新たな
夏に浸る
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。集まって、焼き肉を食べながらわいわいと、実は真面目な話もたらふくしながら更けていった夏。