緩い思考その二

大勢が抱く当たり前と、それに寄り添うことの出来なかった少数が自らの手で作ろうとする新しい当たり前。

その二つが今日も今日とて共存しているのがこの世界なのだと思うのです。

そりゃ摩擦も起こるし、隣の芝生が青く見えることだって多々あります。同じ二十年、三十年をかけて僕には出来なかったことをしている人たちが大勢いて、逆にその大勢に出来なかったことを僕はきっとしているわけですから。あなたにしても恐らくきっと、そうでしょう。

多数派になりたい人もいれば少数派でありたい人もいるわけですから、基本的に僕から言えることなど殆どなくただ、「あなたはどんな当たり前と共に生きていきたいと思いますか?」と一つ問うくらいしかないよなぁと最近は思っています。

あなたが傍にいる、という当たり前を欲する人もいるかもしれない。

僕が傍にいる、という当たり前を欲する人も、もしかしたらいるかも知れない。

このお店がずっとある、という当たり前を欲する人もいるかもしれず、今の仕事をずっと続けていく、という当たり前を望む人だっているでしょう。

僕は、というか誰しもが、自分にとっての望ましい当たり前を手に入れて、生きていこうとしているわけで、ただしなるべく他人を傷付けないようにと気をつけながら、生きているわけです。

そりゃみんなその上で幸せでいてほしいし、僕も幸せでありたいです。

そりゃそうだ〜と思いながら、喧騒から隠れるように静かな場所で美味しい珈琲を飲みながら、本を読み、思考し、だ〜とこれを書いていた僕でした。

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。皆さんは、あなたは、どんな当たり前と共に暮らしていますか?望んでいますか?