朝の借景


生きている


少し腫れている
血が巡るのを暫し見つめる


鳥が鳴いた


風が身体に触れた
中今の美しさを確かめる


伸びをする


あくびする


飲み干して目覚める


浴びて今日は晴れかと思う


止まったふりして密かに進む


今日も是非
生きていっておくれと願う


照らすのは隠れなかったものをだけ


伸ばして開ける玄関の先


見つめる私

生きていく

本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。朝のひと時。