思い出すセンテンス
軽い言葉に
他人の言葉に逃げるのを見つめる
青空と風
行き交う人々
慣れた素振りですれ違い
ただ過ぎ去っていく夜
もう何度目だろう
夢中になって喋ってしまった
あれやこれや自分の話
あっという間に増えていく皺
読みきれない本
数えることを諦めた出会い
夜と朝
私はどうやら
待っている
夢中に
必死に
埋もれながら
待っている
出会う前から育ち続ける
喜びと共に
光のことを
空のことを
風のことを
波のことを
人のことを
待っている
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。何かを探し続けている人を、何かを夢中で待ち続けている人なのだとも言える。言葉のなんといたずらな、愛らしい部分だろう。