多分今言わなければ
もう二度と言うことはないだろうこと
思い切り言う
多分今書かなければ
もう二度と書くことはないだろうこと
必死に書く
俺は今
生きているのだ
私は今
息しているのだ
あなたは今
眼の前にいるのだ
あの人は今
去っていくのだ
昨日でもなく
明日でもなく
失うのはいつも常に
今なのだ
沈んでいく夕日
光り始める星空と月
生温い風が通り過ぎる路地
立ち話する男女
見つめる猫
遠くなる肌
私の呼吸
全ては今
集う
散る
結ぶ
抱く
本日も落書きを読んで下さりありがとうございます。季節が押し出した、心の叫びみたいだ。