朝六時
白い空が混じったまま
寝ぼけ眼で真面目な話
朝八時
起きた鳥たちが鳴くベランダ
覗いた途端に空想が如く消え
眠る間もなく
咳き込む若人
一言も口にせずとも生きてゆく
誰と語らずとも前へ
また性懲りもせず未来へ
独り起きた今日も
確かに希望へ向かってゆく
目覚めた街がざわめき出して
遥か向こうの日差しが見つめて告げる
無音で無垢な笑顔のおはよう
あぁそうだ
おはよう世界
今日も私無しでも巡る割には
今日も私無しでは私には何の意味もない
世界よおはよう
本日も落書きを読んでくださりありがとうございます。世界との距離を、正しく取って生きていく。その慎ましさと誇らしさを携えた、私で在りたい。