詩集を鞄に忍ばせ歩く
パラパラとめくる時々
誰も気になど留めないままに
ただ言葉と共にそこに居る
発見も驚きも
ページの隙間に詰まってなど無く
全てはずっと
自分自身の胸の内にて発火する
言葉はそうだなつまるところ
いつも背中を押すだけさ
言葉はそうだなつまるところ
いつも傍で見ているだけさ
本を閉じ
深呼吸して
歩いていく
押された背中で
空に言葉を独り口ずさみ
生きていく
言葉はそうだねつまるところ
いつも僕らの中にある
本日も落書きを読んでくださりありがとうございます。「詩人なんです」と伝えたら、「かっこいい」って呟くように目を見て言ってくれた人。とても素敵な一瞬を、どうもとても、ありがとう。自分の言葉を自分の歩幅で伝えることのできる人って、本当に格好いいですよね。